左官職人の現状と将来性
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塗り壁はかつての日本では欠かせない仕事でしたが、建築技術の変化によって現代では塗り壁を必要としない建物も増えました。それに伴って左官職人の数も年々減少傾向にあります。
しかし近年では、多くの分野でナチュラル志向が高まっているように、利益や効率重視の機械的な技術とは違った左官職人の手作業による味わい深い仕事が見直されています。 このような職人技術の需要が完全になくなることは考えにくいため、将来性については極端に危惧する必要はないでしょう。
左官職人になるには
左官職人は高い学歴が必要でない以上、やる気さえあれば何とかなります。会社側も若い人が即戦力にならないことは分かっていますし、人手が不足しがちなこの業界なら雇ってもらうまでは難しくないはずです。
募集はハローワークや、ネットの各求人サイトで比較的容易に見つけることができます。 無事に雇ってもらえれば、あとは親方から左官職人の仕事を学ぶことになります。一人前になるまでには現場でそれなりの経験が必要です。
左官にも「左官技能士」という資格がありますが、これは机の上で学ぶだけで取れるような資格ではないので、いずれにせよ現場で仕事を覚えることが先決になります。
女性の左官職人
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多くの人にとって、建築に関わる肉体労働は男だけの仕事というイメージがあるかもしれません。しかし左官職人に関して言えば、そのイメージは間違っています。女性の意思も十分に尊重される現代では、仕事の選択肢も広がり、左官の現場に女性が混ざって働く光景も当たり前になりました。
肉体労働とはいえ、左官の場合はそれほど重い物を運ぶ必要がないので、女性も十分に対応することができます。 また作業で大切なのはパワーではなく手先の器用さなので、むしろ女性の方がうまくこなせることもあるほどです。 女性だからといって決してハンデがあるわけではないので、左官職人を目指す上で自分の性別を気にする必要はありません。
左官職人になる魅力
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塗り壁は一見地味ですが、仕上げの工程は建築においては花形の職業といえます。大工や鳶(とび)が作り上げた建物の居心地を最終的に決めるのは左官職人です。 非常にプレッシャーがかかりますし、よくいえば非常に誇り高くやりがいのある仕事です。また腕を極めれば、歴史的建造物の修復などにも携われるかもしれません。
一般人にはそれほど大きな違いがないように見えますが、職人にとっては仕事を経験していくことで 出来不出来を感じるようになります。その職人だけにしかわからないようなレベルの違いを追求していくことが、こういった仕事ならではの魅力と言えるでしょう。左官職人に興味を持った人は、ぜひチャレンジしてみてください。
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【有限会社原田左官工業所】業界初!漆喰作りから学ぶ左官職人体験
今回、左官職人についてご紹介しました。そこで大人の職場体験予約サイト「ココロミル」では、左官職人の技術を学び実際に仕事が体験できるプランを行っています。
メディアにも出演している左官業界ではナンバーワンの会社で楽しく体験することができます。また、女性の左官職人さんも多くいるので、女性の方も気軽に体験できるのも魅力です!
体験先:有限会社原田左官工業所
住所:東京都文京区千駄木4丁目21−1 ハラダビル
アクセス:JR「西日暮里駅」より徒歩9分
体験時間:13:00 ~ 16:30 (3.5時間)
体験費用:7,800円