左官職人の仕事を紹介|気になる年収や将来の可能性は?

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「左官職人」って聞いたことありますか?コテなどを使って壁を塗る職人のことです。「壁を塗るだけ?」と思われるかもしれませんが、まっすぐ水平に塗るのはなかなかどうして大変です。奥深い技を極め、リフォームや建築の仕上げを飾る左官職人の仕事を紹介します。

左官職人とは

出典:写真AC

左官職人とは一般的に、建物の壁や床を専門のコテを使ってきれいに塗り整える専門職のことをいいます。 語源は、平安時代に宮殿の建築や修理をすることを許可された人を属(さかん)と呼んだことにあります。

左官職人の仕事

左官職人の仕事は、素材を壁に塗るというシンプルな内容です。実際の工程では下塗り、中塗り、仕上げ塗りと分かれているのが一般的です。

依頼者の要望によって、珪藻土や炭といった自然素材を使い分けます。 基本的には水平でムラのない仕上がりをよしとするため、職人の腕が試されます。 また塗り壁の他にも、タイル張りやレンガ積みをすることもあります。

左官職人の年収/勤務体系/福利厚生

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年収はおおよそ300~400万円です。良くも悪くも生活できる程度に収入が安定しているのが左官職人の特徴です。

勤務体系は一般的な職業とおおよそ同じで、朝の8時から午後の5時くらいまでとなっています。ただし左官より前の工程が遅れたり、雨が続いて仕事ができなかったりすると、埋め合わせで残業をする場合もあります。

会社は数人レベルと小さなことが多いので、そういったところでは福利厚生はあまり期待できません。保険などの備えが気になる人は会社の規模に注意しましょう。

左官職人のメリット・デメリット

左官職人のメリットは第一に学歴が必要ないことです。求められるのは壁をきれいに塗って整えられるかどうかなので、学力は求められません。数学や英語が苦手でも十分対応できる可能性があるのです。

また芸術が関係している仕事の中で比較的需要が多いほうなので、芸術家や建築や職人に興味がある人が現実的になりやすい職業という特徴があります。

デメリットとしては個人で行う場合営業が必要なことです。仕事の性質上、信頼関係のない相手から頼まれることは少ないので、こちらから存在を示していかなければなりません。 コミュニケーションが苦手で最終的に独立を考えている人は、この点について注意が必要です。

左官職人に向いてる人、向いてない人

左官職人の仕事は建物の表面に関する仕上げなので、見た目を大きく左右します。当然職人には高い技術が求められるので、もともとの芸術的な感覚や手先の器用さがあったほうがよいでしょう。

また、長時間壁と向き合いながら集中して同じ作業を続けるので、体力があることはもちろんそれを苦にしないような、物事の仕上げに対するこだわりがある人が向いています。

逆に、単調な作業そのものがつまらないと感じる人は左官職人には向いていません。

左官職人の将来性

塗り壁はかつての日本では欠かせない仕事でしたが、建築技術の変化によって現代では塗り壁を必要としない建物も増えました。それに伴って左官職人の数も年々減少傾向にあります。

しかし近年では、多くの分野でナチュラル志向が高まっているように、利益や効率重視の機械的な技術とは違った左官職人の手作業による味わい深い仕事が見直されています。 このような職人技術の需要が完全になくなることは考えにくいため、将来性については極端に危惧する必要はないでしょう。

左官職人になるには

左官職人は高い学歴が必要でない以上、やる気さえあれば何とかなります。会社側も若い人が即戦力にならないことは分かっていますし、人手が不足しがちなこの業界なら雇ってもらうまでは難しくないはずです。

募集はハローワークや、ネットの各求人サイトで比較的容易に見つけることができます。 無事に雇ってもらえれば、あとは親方から左官職人の仕事を学ぶことになります。一人前になるまでには現場でそれなりの経験が必要です。

左官にも「左官技能士」という資格がありますが、これは机の上で学ぶだけで取れるような資格ではないので、いずれにせよ現場で仕事を覚えることが先決になります。

女性の左官職人

出典:写真AC

多くの人にとって、建築に関わる肉体労働は男だけの仕事というイメージがあるかもしれません。しかし左官職人に関して言えば、そのイメージは間違っています。女性の意思も十分に尊重される現代では、仕事の選択肢も広がり、左官の現場に女性が混ざって働く光景も当たり前になりました。

肉体労働とはいえ、左官の場合はそれほど重い物を運ぶ必要がないので、女性も十分に対応することができます。 また作業で大切なのはパワーではなく手先の器用さなので、むしろ女性の方がうまくこなせることもあるほどです。 女性だからといって決してハンデがあるわけではないので、左官職人を目指す上で自分の性別を気にする必要はありません。

左官職人になる魅力

塗り壁は一見地味ですが、仕上げの工程は建築においては花形の職業といえます。大工や鳶が作り上げた建物の居心地を最終的に決めるのは左官職人です。 非常にプレッシャーがかかりますし、よくいえば非常に誇り高くやりがいのある仕事です。また腕を極めれば、歴史的建造物の修復などにも携われるかもしれません。

一般人にはそれほど大きな違いがないように見えますが、職人にとっては仕事を経験していくことで 出来不出来を感じるようになります。その職人だけにしかわからないようなレベルの違いを追求していくことが、こういった仕事ならではの魅力と言えるでしょう。左官職人に興味を持った人は、ぜひチャレンジしてみてください。

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