木工職人とは?
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木工職人は、木工で様々なものを作り、それを販売する人たちになります。
個人で活躍している人もいますし、そうではなく木工の家具会社や工芸品の会社に勤めている人も多いです。極めて高い細工の技術を有しており、一人前になるまでには、長い修行が必要になります。
工作機械を使うことは当然ありますが、あくまで手作業による細工によって大きく人との差をつけることが出来る部分があり、個人的にファンが付くこともあります。
木工職人の仕事内容
木工職人はその名の通り様々な木製の物を作ることになります。作るものは箱や家具など様々なものです。
木製の家具でも、最近ではオートメーション化(コンピューターなどの機械を使って処理を自動化するしくみ)されている製造によって作られていることが多いですが、手作りが欲しいという需要も多くあります。
特にオーダーメイド型ですと、お客さんとの綿密な連絡と話し合いが必要になり、一生に一つの家具を提供するという責任感のある仕事をすることになります。
木工職人の年収は?
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木工職人の中でも、家具工の平均年収がおよそ330万円というのから分かるように、木工職人の年収は決して高くはありません。しかし人気の作品を作ったり、固定客がついたりしますと十分に高収入となります。
また、熟練や見習い関係なくボーナスが出るところは少ないでしょう。月額の給料のみ支給されるところが多いです。
勤務体系は働いている場所によります。正規雇用であれば、休みも普通の仕事のようにしっかりとあります。また、請負のような形で働いている人もいます。
会社組織に属してやっているのであれば福利厚生は当然、普通の会社と同じです。厚生年金や健康保険などもあります。
木工職人のメリット・デメリット
木工職人は自分の技術を一生ものとして、働いていくことができます。
身につけた木工の技術というのは錆びることがありませんし、生涯の宝となるでしょう。また、オーダーメイドのものは、そのお客さんの一生の道具になることが多く、それを提供できる誇りを得ることができます。
0から何かを作り出すことは容易にできることではありません。木工職人はたった一人で0から作り上げます。作品ができたときの達成感や、やりがいは木工職人ならではの魅力といえますね。
デメリットとして挙げられるのは、決して年収としては高くないことでしょう。また、手作りには確かに魅力がありますが海外の大量生産できる木工製品に押されている現状があるという点でもデメリットとして挙げられます。
モノづくり職人にとって切っても切り離せないのが、肩こりや足腰の痛み、腰痛です。病院にかよってリハビリなどを受ければ痛みも緩和されるかと思いますが、見習い期間はそんな暇がないほど忙しく5年続きます。常に身体の痛みに悩まされる点も木工職人のデメリットといえるでしょう。