日本の花7選|見ごろ・特徴・花言葉・歴史・和歌をチェック

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花には様々な種類がありますが、その中でも日本の象徴的な花とされるものがいくつかあります。昔から四季と付き合ってきた日本人は、季節ごとに花開くいろどりを暮らしの中に取り入れようとし、花は日本人の文化と切っても切り離せないものになりました。

そんな私たちの感覚を反映するさまざまな日本の花を紹介します。

日本の花その1<さくら>


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さくらは3月から5月にかけて開花する花です。たくさんの種類がありますが、一般的に日本で観賞用として用いられるさくらはソメイヨシノという品種です。山桜はもともと約15種類あると言われていますが、現在は品種改良によって300種以上ものさくらがあると言われています。

正式に定められた国花ではありませんが、さくらはさまざまな公的シンボルとして用いられることが多く、実質的に日本の花のような存在です。不滅の美しさを象徴する薔薇より、パッと咲いて刹那的に散るさくらの一瞬の美のほうが、日本人の精神に合っているのかもしれません。

また「♪さくら~さくら~」と日本人なら誰もが知る「さくら」など、歌のタイトルなどにもよく使用されています。 さくらの花言葉は「精神の美」「優雅な女性」です。また、さくらでも八重桜の場合、「おしとやか」「豊かな教養」の意味の花言葉を持ちます。

日本の花その2<梅>

梅の花は桜の花と同様、古くより日本人に愛されてきた花の一つです。その中でも、梅は特別中世貴族に大変人気のある花でした。実際に、梅を詠んだ有名な和歌がいくつも存在しています。古今和歌集に載っているものでこのような歌があります。

「花の色は 雪に混じりて見えずとも 香だににおへ人の知るべく」

「(花の色は雪に混じってしまって見えないけども、その香りだけは人に知れるように匂っておくれ)」

この歌は小野篁(おののたかむら)が詠んだ歌です。ここでいう”花”とは梅の花を指しており、その色が白色だったため雪の白色と混じって見えない様子、そしてそれ以上に芳しい梅の香りを表現している歌となっています。

このほかにも、学問の神様として有名な菅原道真も梅の花を大変好んだとされています。菅原道真が大宰府に左遷された際のエピソードから由来される「梅が枝餅」も名称に梅が入っています。梅の花は2月~4月に花を咲かせ、青梅を実らせます。

日本の花その3<桃>

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桃の花といえば桃の節句、ひな祭りですよね。ひな祭りの時期による流れる「うれしいひな祭り」の歌詞にも入っています。開花時期は3月から4月でさくらよりも前に開花し、薄ピンクの花びらを持つ華やかで女性らしい花です。

桃の花言葉は「私はあなたの虜です」「長寿」「女性の柔らかさ」などです。

日本の花その4<菜の花>

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菜の花は一年草で、開花時期は2月から5月です。黄色い花を咲かせ、食用としても有名です。食用としては、竜田揚げやおひたし、辛し和えなどで食べられることが多いです。

菜の花の花言葉は「快活」「明るさ」と、花の色をそのまま表しているような元気な花です。こちらも日本に馴染み深い花で、「朧月(おぼろづき)」や「ちょうちょ」などの歌詞に登場します。

日本の花その5<すみれ>

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すみれは3月から5月にかけて開花する日本の花で、日当たりの良い道端などに咲きます。普段の生活ではあまり見かけない方も多いでしょう。意外にも種類が多く、世界には約500もの種類のすみれがあると言われています。

すみれの花言葉は一般的には「謙虚」「誠実」ですが、花の色によって違ってきます。紫のすみれは「愛」、白いすみれは「無邪気な恋」黄色いすみれは「つつましい喜び」、ピンクのすみれは「希望」の意味があります。歌謡「春の小川」に登場し、日本の穏やかな小川の風景に色どりを添えています。

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