タオルといえば有名なのは今治ですよね。しかしそれとほとんど並ぶ品質を誇る「泉州タオル」のことは知っていますか?長い歴史の上に築かれてきた泉州タオルは、使い心地も耐久性も申し分ありません。今回はそんな泉州タオルの歴史と魅力を解説していきます。
泉州タオルとは?
泉州タオルの名前を知っているという人はそれなりにいるかもしれませんが、泉州タオルがどういう歴史を持っていてどこで生産されているタオルか、ということまで知っている人は少ないでしょう。
泉州タオルは、大阪の泉州という地域で生産されているタオルです。明治20年から製造されていて、非常に長い歴史があることが特徴です。長い時間の中で守り続けられてきた泉州タオルは、品質も申し分ありません。まさに日本製ブランドを背負って立つ存在なのです。
泉州タオルのロゴを紹介
泉州タオルに使われているロゴは、単に泉州タオルである事を主張するためにあるのではありません。JAPANブランド育成支援事業の一環として、質の良い日本製のタオルである事の認定を受けた、という証明のためのロゴもあるのです。
普通の泉州タオルのロゴもありますが、こちらはシンプルに「優れた品質を誇る泉州タオル」という主張するためにあるロゴになります。そしてJAPANブランド育成支援事業の認定を受けた泉州タオルは「泉州こだわりタオル」と表記され、普通の泉州タオルとは差別化されています。
泉州タオルの特徴
泉州タオルと同列で比べられることが多いのが、こちらも有名な今治タオルです。今治タオルも質が良いタオルとして有名なので、泉州タオルとよく比較されます。ではこの2つのタオルはどういう違いがあるのでしょうか。
今治タオルの特徴は、洗濯しても「硬くなりにくい」というのがあります。また「吸水性に優れている」というのも言わずと知れた特徴の一つです。
一方泉州タオルの特徴ですが、タオルの生地に「清潔感」があり、繰り返し洗濯をしてもタオルが「縮みにくい」というのがあります。そして最も肝心なタオルの吸水性ですが、泉州タオルも優れているというのには変わりありません。ただし、今治タオルは吸水性にきちんとした基準が設けられているのに対し、泉州タオルにはそうした基準などはありません。
今治タオルと泉州タオルの違い、おわかりいただけたでしょうか。
泉州タオルの作り方
泉州タオルは、後晒し製法という方法で作られています。
後晒し製法ではまず糸に糊をつけてタオルを織り、その後織ったタオルを漂白をします。その後、それぞれのタオルに着色していきます。この後晒し製法がすごいのは、最初に糊つけを行う事で最終的にその糊が綺麗に落ちている点です。これによってタオルに清潔感を持たせる事が可能になります。
また後晒し製法では、タオル地が染色しやすくなって仕上がりがきれいになるというのがあります。糊等が最終的に綺麗に落ちる事で、単に清潔感があるだけでなく、不純物のない吸水性に優れたタオルになるのです。これが泉州タオル独特の触り心地の良さにも関係してくるのです。
泉州タオル館を紹介
では実際に泉州タオルは、どこで購入できるでしょうか。
おすすめは「泉州タオル館」というネットショップです。ここは泉州タオル発祥の地である大阪の泉州にある店で、確かな品質の泉州タオルを提供しています。またメーカー直営のアンテナショップであるため、種類も豊富に取り揃えられています。ぜひお気に入りの1枚を見つけてみてくださいね。
泉州タオルの名入れについて紹介
せっかく泉州タオルを購入するなら名入れをしたいと思う人もいるでしょう。もちろん可能です。
方法は一般的なプリントや刺繍と、捺染(なっせん)と防染という方法でもできます。いろんな方法で泉州タオルに名入れができるので、価格や手間などを考慮してどの方法で入れてもらうか決めましょう。
なお捺染は少ない数量で注文すると、一般的な刺繍やプリントより高くなることがあります。しかし捺染はある程度デザインの自由が利く写実性に富んだ手法なので、名前のデザインにこだわりたいという人にはおすすめの手法になります。
泉州タオルの魅力
泉州タオルの魅力、それはとにかく、高品質であること。使い心地が良いのはもちろんのこと、丈夫で寿命が長いというのも泉州タオルの優れた点になります。海外製の安いタオルとは異なり、日本製の名を背負うにふさわしい耐久性とユーザー満足とを両立させているのです。
もちろんその分普通のタオルより値段は高めですが、泉州タオルは使える期間が通常のタオルよりずっと長いので、特に問題にはなりません。すぐにタオルがほつれてしまって買い替えをしないといけない、ということも起こらないでしょう。ついつい安物買いの銭失いをしてしまうという人は、思い切って1枚持ってみるというのもいいのではないでしょうか。
上質な泉州タオルで使い心地・お財布ともに満足できる生活を送ってみませんか?