空間デザイナーに向いている人の特徴
空間デザイナーに向いてるのは、まず空間センスや色彩センスがある人です。空間デザイナーというぐらいですから、空間を掴み取るセンスは必要不可欠。
また、そこに配置する色のセンスも必要になります。図工や美術、デザイン関係が得意な人は向いているかもしれません。
また、きちんとスケジュール管理する能力のある人も空間デザイナーに向いています。仕事は必ず納期があり、スケジュールに余裕が持てないことも多々あるでしょう。そんなときにきちんと時間管理・スケジュール管理できる人は重宝されるに違いありません。
また、ちょっと意外かもしれませんが、体力も必要です。なぜなら、クライアントの要望に応えるために、何回もリテイクしなければならないことがあるからです。残業が増えたり、時にはデザインを0から組み立て直さなければならないこともあるでしょう。そんな時にも、めげない体力と精神力が必要です。
逆に向いていない人は、色覚や空間把握のセンスに自信のない人、締め切りを守れないなどのスケジュール管理能力のない人、気力の続かない人などです。
クライアントの要望を読み取らなければならないことも視野に入れると、コミュニケーションが苦手な人も空間デザイナーには向かないといえるでしょう。
空間デザイナーの現状と将来性
空間デザイナーの将来性は、これからも十分にあると思われます。なぜならインターネットやSNSの普及によって、顧客の獲得が以前より簡単になっているからです。
人々の美的センスを唸らせる空間を求めているクライアントは、世界中で増え続けています。センスが認められ、固定客を獲得できれば将来性は問題ないと言えるでしょう。
その代わり、これまで以上に世の中に対するアンテナを研ぎ澄まし、勉強を続けていくことも必要になります。
空間デザイナーになるには
出典:Pixabay
空間デザイナーになるのに、特別な資格は必要ありません。しかし、有利になる資格はあります。
例えば、「インテリアコーディネーター」です。空間をデザインするためには、そこに入るインテリアもイメージしなければならないので、取得しておいて損はないでしょう。また、同じような理由で、「カラーコーディネーター」もおすすめです。
無資格でセンスアップを目指したいなら、「弟子入り」する方法もあります。第一線で活躍する空間コーディネーターに弟子入りしテクニックを学べば、またとない強みになるかもしれません。
しかしそのように考える新人は多いので、ひょっとしたら弟子入りのほうが就職するより難しいかもしれませんね。
空間デザイナーの働き方
出典:Pixhere
空間デザイナーは所属する際に、インハウスの場合とデザイン事務所の場合があります。インハウスとは会社に所属して、その会社がイベントにでる場合は、イベントのデザインを行い、出店する場合は、お店のデザインを行う空間デザイナーです。
デザイン事務所に所属する空間デザイナーは、外注を受けていろいろなものの空間デザイナーがデザインを行うのが、デザイン事務所に所属する仕事です。
両方とも魅力があったり、難しい点がありますが、ぜひ目指してみてください。
やりがいのある仕事、空間デザイナー
出典:Pixabay
何度も何度もやり直しを要求されて、心が折れそうになることもあります。しかし、自分のデザインがきっかけでイベントやお店が繁盛すれば、感慨深いものもあるでしょう。
空間デザイナーは、一つの喜びが更なるやりがいにつながる素敵な仕事です。ステータスが得られる仕事でもあるので、やりがいは十分にあると言えるでしょう。