演出家になるには?資格は必要?|給料・メリット・適性もチェック!

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演出家に向いている人・向いていない人


出典:写真AC

役者やスタッフとの交流から、音楽映像などの編集作業に至るまで、舞台に必要な全ての仕事をこなすことが演出家には必要となります。そのため選り好みが無く、どんな仕事でも楽しく行える人が演出家には向いています。

演出家に必要な要素としては以下の3つが挙げられます。

①芸術的センス・作品を魅せる力

②体力・コミュニケーション能力

③リーダーシップ

①の芸術的センス・作品を魅せる力は、やはり勉強だけでは成しえないものでしょう。努力はもちろん、演出家個人のセンスや力が問われる仕事です。

②の体力・コミュニケーション能力では、1つの作品を完成させるのに多大な時間と苦労が必要になります。また、スタッフやキャストとのコミュニケーションも重要です。

③のリーダーシップは、キャストやスタッフとともに作品を作り上げていく際に、信頼を得てまとめあげる力が必要となります。

逆にコミュニケーション力やストーリーを組み立てる力といった、何か一つが秀でていたとしても、不向きな仕事もあるような人には演出家はあまり向いていないかもしれません。

様々な能力が必要となるのが演出家という仕事です。

演出家の現状と将来性

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現状、テレビや映画、舞台など様々な場面で演出家は活躍しています。不安定な仕事ではありますが、作品づくりには必要な仕事ですので求められている人材です。

演劇やオペラ、バレエなどは多くのファンがいて、一定の需要があります。したがって、この先も演出家という仕事がなくなることは考えにくいでしょう。

下積みは大変ですが、一度実力を認められることができれば、その後長い期間その仕事に携わり続けることができる職業といえます。

演出家になるには?資格や弟子入りが必要?


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演出家になるためには、大学や専門学校において舞台芸術や演劇論を学ぶことが、必要な基礎知識を身につけることができるため極めて重要です。

学校に行くことで取ることのできる演出家に関する資格はありませんが、実際の舞台における役者やスタッフの統率といったことは、独学で学ぶことが難しいです。それを学校で学んだということが一つの実績になり、仕事を任せられる可能性が高まります。

映画やアニメなど多岐に渡る分野において経験が詰める「東放学園」では映画監督の堤幸彦さんなど有名な演出家を輩出している学校の1つです。2年生専門課程になるので、じっくり2年間その分野について学び、経験することができます。

学校を卒業した後は、フリーランスか劇団や会社に所属するかを選び、活動していくことになります。有名な劇団では入団試験の内容が極めて難しく、演出家として実務経験のあることが必須条件となっていることも多いです。

有名演出家に弟子入りすることは、その人との間で個人的な親交がある場合を除けば、演出家の世界において基本的にありません。

演出家だからこそ味わえる大きな達成感


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自分の力で舞台を作り上げることができるという、他では決して体験できないことを演出家は味わうことができます。

演出家は自らが役者やスタッフの先頭に立ち、舞台を作り上げ、成功に導いていきます。舞台が公演され観客から拍手を受けた時、その全てに携わってきた演出家は、舞台に関わった他の誰よりも、大きな達成感を得ることができるのです。

大きな責任を背負う演出家という仕事ですが、大きな達成感を得ることができる魅力的な仕事です。

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