陶芸家になるには?給料・福利厚生・メリット・デメリットをチェック

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陶芸家の現状と将来性


出典:写真AC

陶器は今現在、中国に押されている状態です。そもそも中国が陶器の本場といえるところがあり、安く質がよいものができるようになれば日本国内のものは淘汰されてしまいます。

しかし、窯元として日本でもブランド力があるところはいくつもありますし、将来性が全くないということはありません。

極端な成長産業であるとは言えませんが、すぐになくなってしまう業界ということでもありません。伝統的な日本の陶芸の人気は根強くあるので、これからも続いていく仕事であることは間違いないでしょう。

陶芸家になるには


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陶芸家としての資格というのは特になく、いくつかの方法でなることができます。例えば弟子入りをすることであったり、あるいは美術系の大学や陶芸を学べる専門学校にいくことなどです。

まずは学び、技術を身に着けたあとで就職をすることになります。資格がないからこそ勉強するのが難しい、ともいえるでしょう。

陶芸家の求人は意外にもたくさんあります。焼き物の名産地といわれるところでは、募集を見つけることは簡単でしょう。山口県の萩焼、石川県の九谷焼、岐阜県の美濃焼、滋賀県の信楽焼などが名産地として有名です。

どんなところで学ぶべきであるのか、どこに弟子入りするのか、ということによって自分の陶芸家としての基礎的な技術の方向性やキャリアが決まってしまうので、この点は注意しておきたいところです。どんな陶芸家になりたいのか、よく考えて決めましょう。

続々と活躍を魅せる女性陶芸家


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女性の陶芸家ももちろん存在します。陶芸家は男性でないとできない仕事ではありません。むしろ女性的なセンスによって作られた陶器のほうが人気が出たりすることもあります。

誰が作ったのかということによって売れ行きが変わることもありますので、女性というのは一つの売りになることもあります。

業界には男性が多いですが、女性的なセンスが求められることも多くあります。陶器を使うのは男性だけではなく、女性目線や主婦層の目線などから作られる陶器が、ヒット商品になることもあります。女性が陶芸家を目指すことは十分に可能と言えます。

陶芸家が多い街「六古窯」


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陶芸家が多い街は全国に色々とあります。陶芸の町として栄えているところにはたくさんの陶芸家がいますし、仕事もあるということになります。陶芸家を募集しているところも多いでしょう。

六古窯と呼ばれる六つの窯処は、特に陶芸家が多い街になります。

瀬戸焼の愛知県瀬戸市、常滑焼の愛知県常滑市、越前焼の福井県丹生郡越前町、信楽焼の滋賀県甲賀市、丹波立杭焼の兵庫県篠山市今田町立杭、備前焼の岡山県備前市伊部がそれらの窯処になります。

こうした町には陶芸家の需要も高くありますから、仕事を探す際に困らないところといえるでしょう。

夢のある仕事、陶芸家


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陶芸家は毎日の仕事の中で常に試行錯誤をする必要性があります。使用する土の種類によって出来具合が違うため、土探しから試行錯誤していくことになります。

そのときの湿度などによって変えないといけないこともありますし、考えることもたくさんです。

はっきりいって楽な仕事ではありませんが、だからこそ魅力があるといえる仕事であり、土のよさを最大限生かすために様々な苦労をしていき、自分の美を追求していくことができます。

採算をとることが前提とは言っても、自分なりの作品を作り上げていくことができるのはまさに陶芸家冥利に尽きると言えるでしょう。

時には大ヒット商品としてシリーズになるような色合い、形の陶芸品ができることもあります。夢は十分にある仕事であり、そこが最大の魅力でしょう。陶芸家はいつもオリジナリティを追及していくことができる仕事です。

陶芸家体験で本物の技術を学ぼう!

備前焼で有名な岡山県で修行を積み、「登り窯」を建てるため長柄町六地蔵に移住。現在では備前の土と長柄の土を融合した独自の焼締を作り上げてる安田さん。

第51回岡山県美術展覧会 入選

第18回田部美術館大賞茶の湯の造形展 入選

電気釜ではない登り窯の魅力をできる貴重な本格陶芸家体験です。近年ブームの陶芸体験ですが、ワンランク上の陶芸家体験をしてみていかがでしょうか?

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