宮大工の仕事を紹介|気になる年収や宮大工になるには?

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世の中には様々な職業があり、誰しも何かしらの仕事をしています。そんな職業の中で皆さんは「宮大工(みやだいく)」という職業をご存知ですか?プロフェッショナルの職人さんのイメージがある職業ですね。今回は知られざる「宮大工」という仕事に焦点をあてて、詳しく説明いたします。

宮大工とは

「宮大工」とは、「神社仏閣の建築や補修に携わる大工」さんのことです。現代の日本で「宮大工」は、非常に貴重な職種であり、現在では宮大工の継承者は、わずか100人ほどと推定されています。

昔の宮大工は、師匠から弟子への技術の継承という形で成り立っていましたが、現代では会社員として雇用することで、宮大工の後継者断絶を防ごうとしている実情があります。

宮大工と大工の違い

大工の建築技術は宮大工の建築技術とは違い、組み立て型のオートメーションであり、コンピューターでの設計や機械によるパーツの生成などを行う新しい技術が主流となっています。しかし、宮大工の世界では、殆ど使わなくなった槍鉋を用いるなど独特の技術、技法を使うため、その継承や習得が難しいとされています。

国内の国宝・重要文化財級の建築物修復を行えるの宮大工は、全国にたったの5社ほどしか存在していません。

具体的な大工と宮大工さんとの違いを解説します。まずその違いは工法の違いです。現在主流となっているのが、「在来工法」です。在来工法の特徴としては、機械で加工された木材を使用して、釘や補強金物を使いながら作業を進めます。その為工期の短縮や、コストの削減などを行えることによりも大幅に抑えることができるメリットがあります。

一方、宮大工の仕事となる神社仏閣などの日本古来の建築物では、「木組み工法」と呼ばれる工法で建てられています。こちらの場合は、使用する木材も全て手作業での加工となる為、工期もコストもかかってしまうのです。つまり宮大工は木組みの技術を習得している大工であります。

宮大工の仕事内容


出典:ぱくたそ

宮大工の仕事ですが、主に神社や仏閣の建築、修繕を行います。新築工事でだけでなく、改修工事や解体などにも携わります。また定期的な修繕やメンテナンスも仕事のひとつとなります。

前述した「木組み工法」には、手間と時間と技術を要します。木材の加工も現場にて、宮大工自身が行います。見習いの宮大工は、現場の掃除、刃物研ぎ、木材のカンナかけなどを主に行います。これらは基本的な作業ですが、宮大工にとって「木組み工法」は必要不可欠な作業となります。

宮大工の一日

宮大工の一日ですが、基本は明るい時間でしか作業はできません。過酷な現場では、特に日中の作業は体を酷使することになります。安全に集中して作業を行う為、休憩時間はこまめにとるようで、10時・12時・15時の3回休憩を取るのが宮大工では一般的なようです。

朝は7時頃から現場に赴き、季節にもよりますが陽が沈む16時30~17時半に作業終了が一般的で、作業終了後の工具の手入れなどを行うのも大事な仕事ととなります。

宮大工にとって命とも言えるのが道具です。道具の手入れが悪いと木材に影響してしまいます。その為、腕のいい職人は刃物の研ぎにかける時間が違う。と言われています。

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