伝統工芸とは?
伝統工芸の定義は、なんとなくわかるけど、実際にどういうものがあるのか分かりにくいですよね。そこで、全国の伝統工芸に関する人気のニュースを週刊でお届けします!
日々、伝統工芸のニュースに触れることで、伝統工芸の作品や基本知識だけでなく、最新の動向や各地の展示会情報などを掴めるようになります。
毎週配信しておりますので、イベント情報や最新情報を見逃したくない方はSNSのフォローがおすすめです。
ニュースの前に伝統工芸の定義を手短に解説
経済産業大臣は、「伝統的工芸品」として、以下の5つの要件に該当する工芸品を指定します。
1.主として日常生活の用に供されるものであること。
2.その製造過程の主要部分が手工業的であること。
3.伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。
4.伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。
5.一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。
それでは、伝統工芸ニュースをご覧ください。
今週の伝統工芸ニュース
第69回日本伝統工芸展(広島展)
昭和29年の第1回から毎年開催されている伝統工芸関連の展示会では歴史のある有名なイベントです。
日本伝統工芸展(広島展)では、
「陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸」
などの伝統工芸から、広島県内の入選作8点を含む、約280点が展示されます。
- 2月15日(水)ー3月5日(日) 会期中無休
- 広島県立美術館
- 当日一般700円・高・大学生400円・中学生以下無料
第69回日本伝統工芸展は、昨年9月の東京から始まり全国を回って、広島県の次の大阪府で今年度は最後です。
第69回日本伝統工芸展(大阪展)
3月9日(木)ー3月14日(火)
大阪高島屋
インスタライブで遠方の方もちょこっと参加できる
第69回日本伝統工芸展(広島展)の講演会がインスタライブで視聴できるようです。
インスタライブ配信
公式インスタグラムからギャラリートークを配信
日時 : 2月22日(水)17時〜
出演 : 粟根仁志(七宝)
所要時間 : 約15分
広島県立美術館のインスタグラムはこちら https://instagram.com/hiroshima_pref_art_museum?igshid=YmMyMTA2M2Y=
第69回日本伝統工芸展(広島展)受賞・入選作品
日本工芸会ホームページでは、日本伝統工芸展(広島展)に展示されない作品も全て見ることができます。(全558作品)
日本工芸会総裁賞、高松宮記念賞、文部科学大臣賞などの作品もウェブ上ですが閲覧できます。
日本工芸会>第69回日本伝統工芸展ページはこちら
https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/69/
「伝統工芸×ゲーム」駅メモ!徳島るとコラボ商品発売決定
伝統工芸品とゲームがコラボする粋な商品ニュースを紹介します。
位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ!(略称:駅メモ!)が、伝統産業・伝統工芸の応援を目的に、「漆器蔵いちかわ」とコラボした。ステーションメモリーズ!(略称:駅メモ!)を運営する株式会社モバイルファクトリーが包括連携協定を結んでいる徳島市と実施しています。
徳島市わくわくアンバサダー任命「徳島ると」
実は徳島るとは、徳島市から公認で徳島市わくわくアンバサダーとなっています。
コラボ商品の概要「徳島ると」の遊山箱
予約販売開始日 :2023年2月20日(月)
商品名 :『「徳島ると」の遊山箱』
販売予定数量 :10個
予定価格 :30,800円(税込・送料別)※なくなり次第終了の予定ですが、ご要望に応じて増産の可能性があります。
【『「徳島ると」の遊山箱』特徴:イラストから実際の遊山箱への反映要素】
徳島るとの持つ遊山箱の模様(ホルトノキの葉、桜の花)
徳島るとのマント裏地の波しぶき模様
徳島るとの衣装前面にあるくるみボタン装飾【『「徳島ると」の遊山箱』同梱内容】
「徳島ると」オリジナルメッセージカード
「徳島ると」オリジナルステッカー【『「徳島ると」の遊山箱』制作・販売場所窓口詳細】
「漆器蔵いちかわ」店舗所在住所:徳島県徳島市籠屋町1-1
店舗営業時間:平日11:00~18:00、土日祝11:30~18:00(定休日:毎週水曜日)
「漆器蔵いちかわ」公式WEBサイト予約販売受付開始時間:12:00~
WEB販売ページ:https://www.ichikawa-yusanbako.com/shop-1【『「徳島ると」の遊山箱』展示場所】
徳島市広域観光案内ステーション(アミコビル東館1階 外側)
展示時間:10:00~19:00、年中無休(1月1日を除く)
徳島県物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」(阿波おどり会館1階)
展示時間:9:00~18:00、年中無休(年末年始、阿波おどり会館施設点検日を除く)
徳島城博物館(ミュージアムショップ) ※入館料が必要です。
展示時間:9:30~17:00(最終入場は16:30まで)、月曜日、祝日の翌日
年末年始は休館(その他休館日あり)引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000024306.html
商品イメージが画像はこちらから https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000024306.html
お茶を変えるだけで伝統工芸の応援ができる
普段飲んでいるお茶を変えるだけで、伝統工芸を応援できるウェルネスティー「NISHIJIN edition」は、k-cs(ケイクス)という西陣織D2Cライフスタイルブランドが発売しています。お茶の他にも西陣織をテーマにインテリア雑貨など様々な伝統工芸をデザインした商品を販売しています。
「伝統工芸を日常に溶かす」というブランドテーマで、インテリア・ファッションなど現代の日常にも溶け込む高いデザイン性の商品が目立ちます。
ウェルネスティー購入金額の10%程が伝統工芸(西陣織)に寄付
ウェルネスティー5種セット NISHIJIN editionは、現在セール中です。(2023/02/14)
定価1,300円 セール価格1,000円
西陣織や伝統工芸が好きな方や応援した方にはピッタリの商品・ブランドかもしれません。
ウェルネスティーの種類は全部で5つ。
兵庫県の老舗のお茶屋さんが、おいしさと飲みやすさを追求して開発したヘルシーなお茶です。BLEND TEA 「日々のインナーケアに」
香ばしいほうじ茶と美しさとすこやかさを支える、ビタミンCがたっぷり入った柿の葉をブレンド。
クセがなく、カフェイン控えめのすっきりした味で大人気です。柿の葉は、レモンよりも多いビタミンCを含有しています。
JAPANESE GREEN TEA 「もっとご飯を美味しく」
甘みと苦みが好バランスな緑茶。
ごはんやおかずの味を引き立てて、食後の口内リフレッシュにも効果あり。
ほーっと、一息つきたい時にも。甘みを引き立たせる強火仕上げとじっくりと茶葉を蒸す深蒸し製法だから、短時間で抽出が可能です。
JASMINE TEA 「飲むたびにリフレッシュ」
爽やかで華やかな香りで、うまみと渋みのバランスも絶妙。
カフェインが含まれているので、心も体もすっきりさせたい時にご堪能ください。
ROOIBOS TEA 「深く安らぎたい時に」
ノンカフェインで香り高く、体を温めて、心身をリラックスできるのでお休み前にぴったりなルイボスティー。
濃く抽出できるので、何杯も楽しみたい時にもぜひ。
CORN TEA 「溜め込みやすい人に」
通常、飲料では用いないスイートコーンを使用しているんです。焙煎した香ばしさとすっきりした風味が、辛い料理や濃いめの味付けの料理をスッとやわらげてくれます。
ノンカフェインなのでいつでもお楽しみ頂けます。
全種のティーバッグは茶葉が広がりやすくなるテトラパックを採用しています。
その為、最短1分で楽しむことができます。
ティーバッグ1個での抽出量と時間の目安はこちらになります。HOT…お湯 250mLで1分
COLD…冷水 250mLで4時間
COLD grande…冷水 450mLで7時間
発売1時間で完売!豊岡の伝統工芸「籠バッグ」杞柳(きりゅう)細工がすごい
66,000円の籠バッグが1時間で完売しました。兵庫県の豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)の職人・山本香織さんとrenacnatta(レナクナッタ)のコラボ商品です。
編み上げから素材の栽培までを全工程を手作業で、丁寧に編み込まれた上質な質感が特徴です。皇室でも使用されているそうです。まさに伝統工芸といった作品ですね。粋です。
renacnatta(レナクナッタ)ホームページに今回のインタビュー記事がありましたので、詳しく知りたい方はご覧ください。
美しき「豊岡杞柳細工」を現代にアップデートし、未来につなぐ。Kiryu-zaiku Basket【職人インタビュー】
伝統工芸と現代アート「やんばるアートフェスティバル」開催中
2017年の初開催から6回目の開催で、今年の日程は2023年1月14~4月9日まで。沖縄本島の北部地域の大宜味村(おおぎみそん)立 旧塩屋小学校をメイン会場に、やんばる酒造や名護市民会館前など複数箇所で開催中です。
詳しくは、全国47都道府県で活躍する女子アナたちがリポートしている記事がありましたので、そちらをご覧ください。
地方創生女子アナ47も伝統工芸ではないですが紹介しておきます。
地方創生女子アナ47
47都道府県の地方局出身女子アナウンサーの団体。現在100名以上が登録し、女子アナの特徴を生かした取材力と、個性あふれるさまざまな角度から地方の魅力を全国にPRしている。地方創生女子アナ47公式サイト
やんばるアートフェスティバルのレポート記事はこちら https://colorfuru.jp/tourism/27479
YAMBARU ART FESTIVAL2022-2023
日程:2023年1月14日(土)~4月9日(日)
会場:メイン会場大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味村塩屋538)
六田原展望台(大宜味村田港)
辺土名商店街(国頭村辺土名)
※上記3会場は(金)(土)(日)(祝)のみ開場 11:00~17:00
やんばる酒造(大宜味村田嘉里417)
オクマ プライベートビーチ&リゾート(国頭村奥間913)
オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ(名護市喜瀬1490-1)
カヌチャリゾート(名護市安部156-2)
名護市民会館前アグー像(名護市港2-1-1)
伝統工芸・螺鈿細工の限定アートウォッチが発売
貝殻の輝いた部分を使用する宝石のような輝きと漆の組み合わせで、上品な輝きが特徴の伝統工芸・螺鈿細工が腕時計とコラボしました。漆黒のダイアルに流星のような螺鈿細工が描写されています。
クレドール(CREDOR)のArt Piece Collection(アートピースコレクション)から
限定60本 165万円(税込)
2023年2月10日リリース
詳細はこちらから
【クレドール】伝統工芸・螺鈿細工で漆黒の夜空に飛ぶ「流星」を表現したスリムな限定アートウオッチ
京都で伝統工芸と美味しいもののマルシェ開催
「KYOTO FOOD & CRAFT MARKET」は毎年2月3月に開催され、今年は40店舗以上の食と工芸分野の出店があります。
カジュアルに伝統工芸や工芸に触れる機会としておすすめのイベントです。
KYOTO FOOD & CRAFT MARKET
会期:
・2月開催|2023年2月17日(金)~2月18日(土) 17日 12:00~19:00 18日 11:00~18:00
・3月開催|2023年3月11日(土)~3月12日(日) 11:00~16:00
会場:
京都市勧業館みやこめっせ(〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1)
B1F 京都伝統産業ミュージアム および ロビー、1F 屋外正面広場(3月のみ)
入場料:無料
主催:京都市、株式会社京都産業振興センター(みやこめっせ・京都伝統産業ミュージアム)
イベント公式SNS:https://www.instagram.com/kyotofood_craftmarket
2月出店
【CRAFT】
|京鹿の子絞り|京都絞り工芸館
|京くみひも|昇苑くみひも
|西陣織|あだち
|京象嵌|中嶋象嵌
|京七宝|ヒロミ・アート
|京友禅|おそめせっと
|京友禅|木村染匠
|京友禅|竹中金彩
|京焼・清水焼|タナカ製陶+田辺桂
|京焼・清水焼|西出陶房
|水引工芸|COYORIMI
|藍染|安and堵
|漆芸|松田漆工芸(2/18のみ)
|硝子工芸|slow sphatika
|西陣織|龍村光峯
|はがき・一筆箋|山口青旭堂
|薫香|香りすと/京和志
|かるた|田村将軍堂(2/18のみ)
【FOOD】
|京焼・清水焼、京菓子|金谷正廣
|京菓子|井筒八ッ橋本舗
|京菓子|和晃
|京菓子|西谷堂
|京菓子|本家西尾八ッ橋
|京菓子|俵屋吉富
|山椒じゃこ、佃煮|津乃吉
3月出店
【FOOD】
|コーヒー豆・チョコレート・ケーキ|YOSANO ROASTER KYOTO
|ハーブティー・焼き菓子|33cha
|皮まで食べられるバナナ|京都はんなりばなな
|自家製調味料・スイーツ|Marche de Yorimichi
|キッシュ・焼き菓子|mirepoix
|コーヒー・焼き菓子|ヨコシマ珈琲(3/12のみ)
|パン|ぱんのちはれ
|茶農家の作るお茶のお菓子|お茶のお菓子グディーズ
|壺焼き芋・ポップコーン|Candypop(3/11のみ)
|みそ・もち・納豆|おまめの里 山国さきがけセンター
|削り節・だしパック|きょうのおだし(3/12のみ)
|純国産 石臼挽き和がらし|ほどほど屋 エイト
|クラフトビール|京都・一乗寺ブリュワリー
|おむすび|愛結び
|ラーメン|麺屋優光(屋外正面広場)【CRAFT】
|はがき・一筆箋|山口青旭堂
|硝子工芸|slow sphatika
|金属工芸|アウラ・ロコ
|京焼・清水焼|晋六窯
|和紙|和紙 art 弥生引用 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000077909.html
公式ホームページはこちら https://www.miyakomesse.jp/news/202301241000.html
名古屋の伝統工芸パリで展示会を開催
名古屋の伝統産業5社が名古屋市主催で展示会を2022年秋に行っていました。伝統工芸と海外デザイナーとの協業が目的とのことです。
詳しくは、以下の「名古屋の伝統工芸×デザイン 欧州に溶け込むもの作り」の記事をご覧ください。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD14BHG0U2A211C2000000/
姫路市で播磨の伝統工芸が特別展
播磨の伝統工芸作家の特別展「播磨に息づく匠の技」が姫路市内で3月5日まで開催中。
- テーマ:木と漆
- 作品数:40点
- 場 所:姫路市書写の里・美術工芸館
今週の伝統工芸ニュースはいかがでしたか?
毎週配信しておりますので、イベント情報や最新情報を見逃したくない方はSNSのフォローがおすすめです。
伝統工芸について、もっといろんな記事を読みたい方はこちら→伝統工芸の記事一覧
日本文化や粋な情報を知りたい方はこちら→日本文化・伝統工芸・粋な情報ニュースの記事一覧