旅館や結婚式、お葬式などの場面で登場する”心付け”。今回は、心付けについての様々な疑問を解決します。渡すタイミングや相場、マナーなどご紹介します。
心付けとは?
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心付けは、結婚式や旅館など「感謝の気持ち」を表す際にお金を渡すことです。いわゆる海外の「チップ」に近いものとなります。
必ずしも渡さなければならないということはないですが、日本のしきたりや文化に従って渡すという方や、お世話になった人に形としてお礼を渡したいという方は心付けを渡すと良いですね。
しかし、中には心付けを受け取ってはいけないとルールがあるところもあります。他にも、料金に”サービス料”として既に含まれている場合があります。このような場合は、心付けを渡さないことが多いようです。心付けを渡す際は、事前に渡しても良いか店に確認しておきましょう。
心付けは義務ではない
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既述の通り、心付けはお礼の気持ちで渡すものなので必ず渡す必要はありません。ただ、特別なお願いやわがままを聞いてもらった際には大人のマナーとして心づけを渡すと良いでしょう。
心付けの受け取りを禁止しているところもあるので、断られた際は無理に渡そうとせず柔軟に対応しましょう。また、旅館などでは”サービス料”として既に含まれていることがあります。この際も、基本的に心づけは必要ありません。
心付けの相場
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心付けはいったいいくら渡せばいいの?と疑問に思う方も多いでしょう。そこで、心付けの相場を見ていきましょう。心付けを渡す場面は結婚式と葬式、そして旅館です。
結婚式の場合は、友人などに受付や会計をお願いした場合、3000円~5000円が相場です。司会や写真撮影などの場合は5000円~1万円を目安に考えると良いでしょう。
お葬式の場合は、1日に3000円~5000円を目安に考えると良いでしょう。突然のことでなかなか心付けの準備ができない場合もありますが、現在では葬儀の見積もりに含まれていることが多いので一度葬儀屋さんに問い合わせてみてください。
旅館の場合は、サービス料が含まれていることが多いので、無理なお願いやわがままを聞いてもらった場合に渡します。1万円以上の高額な金額ではなく3000円~5000円が相場です。宿泊料金の10%を目安に考えると良いでしょう。
心付けの金額は3000円・5000円・10000円など切りの良い数字にすることが多いです。
心付けを渡すタイミング・渡す相手
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心付けを渡すタイミングも場面によってそれぞれ異なります。
結婚式の場合は、ウェデングプランナーや会場スタッフ、カメラマンや司会者の方に渡します。心付けは基本、結婚式当日に渡すのが望ましいです。挙式または披露宴の後になると帰り際が慌ただしく、渡しそびれてしまうこともあるので挙式の前に「本日はよろしくお願いいたします」と一言添えて渡すと良いでしょう。
お葬式の場合は、霊柩車やバスの運転手、火葬場のスタッフ、火葬技師などに渡します。火葬場や葬儀場についた際に運転手やスタッフの方に心付けを渡しても良いですが、気が動転してお葬式当日に渡せいことも多いです。そのため、葬儀の翌日などに直接伺って渡すと良いでしょう。
旅館の場合は、必ず来たときに渡しましょう。仲居さんや女将、主人に無理なお願いをきいてもらう前に心付けを渡します。部屋に案内された際、または旅館に到着した時に心付けを渡すのが望ましいです。「色々とご無理をお願いしますが、よろしくお願いいたします」と一言添えて心付けを渡すと良いでしょう。