鍛金の種類その1「絞り技法」
出典:写真AC
ここからは、鍛金の技法の種類を見ていきましょう。
まずは、絞り技法と呼ばれるものを紹介します。絞り技法とは、上記で紹介した当て金の上に金属を置いて金槌で叩いて成形する方法です。
この方法の”絞り”が重要で、これによってどんな立体的な作品もシワなく綺麗に仕上げることができます。つまり、この絞り技法は金属の展延性という特徴をうまく利用している方法なのです。
鍛金の種類その2「鍛造技法」
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2つ目にご紹介する鍛金方法は、金属を加熱して柔らかくした状態で槌(つち)やプレスで叩き成形していく方法になります。熱せずに加工する絞り技法と違って、熱を加えるため組織が密になりより頑丈な作品ができあがります。
この鍛造技法によって作られる作品は、身近なものだと包丁、シルバー、指輪などがあります。
鍛金で作れる作品とは
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ここまで、鍛金について詳しく見てきました。では、実際に鍛金で作れる作品はどのようなものがあるでしょうか?
鍛金では、様々な作品を作ることができます。お皿やお盆などの食器から、スプーンやフォークなどのシルバー、ピアスや指輪などのアクセサリーも作ることができます。また、鍋やオブジェなどを作ることも可能です。
他にも、シェードランプを鍛金技術を用いて作ったりと家具なども作ることができます。1つの金属の塊から、鍛金技術を用いて様々な作品を作ることが可能なのです。
誰でも楽しめる”鍛金”
いかがでしたでしょうか?鍛金について歴史から使う道具、技術まで様々な角度から見てきました。金属が発見された当初から始まった鍛金技術はこれから先も継承されていくことでしょう。
鍛金では、アクセサリーなどの繊細でかわいらしいものから食器やオブジェなどのセンスが見えるものまで幅広く楽しむことができます。多少の力は必要となりますが、女性も楽しめる技法となっています。事実、女性鍛金家の方が多くいらっしゃいます。
鍛金によって、自分の好きなデザインの作品を作れることはもちろん、世界で一つだけの作品となるためより一層愛情をもって作品に接することができます。
モノ消費からコト消費へと時代がシフトしています。是非、この機会に鍛金の技術を学びオリジナルの作品をつくってみてはいかがでしょうか?
鍛金の技術を使ってオリジナル作品を作ってみよう!
今回、鍛金という技術についてご紹介しました。そこで、大人の職場体験予約サイト「ココロミル」では、鍛金の技術を使ってアクセサリーや銀のスプーンを作成する体験を掲載しています。
鍛金を教えてくださる職人さんは、やさしくてかわいらしい女性鍛金家さんです!オリジナルのデザインで作れるので、友人や恋人への贈り物にもぴったりです。
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