足場とは
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足場とは、主に建築現場などで使われ、高所で作業する際に安全に効率的に作業をするための踏み台として組み立てられる、仮設の構造物のことを指します。
どんな建物の工事でも安全な設備がなければ作業することができません。そこで、足場が活躍するのです。つまり、足場は建設作業での縁の下の力持ちといえます。
足場の歴史
足場の歴史は古く、紀元前2500年頃のエジプトまで遡り(さかのぼり)ます。皆さんもご存知の大建造物ピラミッドを建てる際も足場を使ったと言われており、建設とは切っても切り離せない関係です。
そのほかにも、紀元前300年に建設が始まり、1,900年かけて完成した万里の長城も足場を使って建設されたといわれています。
日本で、足場が登場する最も古い記録は、平城京に都が置かれた奈良時代、757年に「高いところに登る足がかり」という意味のある「麻柱(アナナイ)」という言葉が登場しています。
足場職人になるには?
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足場の組み立てには、「足場の組立て等作業主任者」という資格があります。
張出し足場や高さ5メートル以上の足場を組み立て・解体・変更する場合の指揮監督者となるための資格で、この資格を持つ人が指揮監督しなければ、足場の組み立てを実施することができません。
ほかの現場を回っている等の状況でも、作業主任者不在の状況で作業をすることは違法となります。
資格の取得は、講習の受講と修了試験の合格により取得でき、3年以上の実務経験か、土木、建築などの専攻で学校を卒業した上で2年以上の実務経験を積む必要があります。
足場の組み方とは
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足場を組む際は、建造物の基礎しかない状態で行います。最初の作業は、作業しやすいように資材を準備していく作業の「間配り」です。作業に夢中になるあまり資材が道を防ぎ、効率を落としてしまったり、万が一のトラブルの際に逃げ場を失ってしまうことが考えられるため、「安全通路」というものを確保するようにします。
準備ができたらまず初めに、敷盤を釘で固定し、足場に加わる負荷を受け止めて足場が崩れるのを防ぎます。そして、ジャッキベースと呼ばれる高さが調節できる部品を取り付け、支柱を挿入します。
次に、「根絡み」と呼ばれる作業により建物の基礎をかこっていきます。支柱の際下端となり、いわば、足場の基礎だといえるでしょう。
続いて、段差が出ないように「踏板床」を設置していきます。鳶職人さんが歩くところですね。また、踏板床を設置する際、建物から足場までの隙間が30cm以内となるようにします。これは、隙間から人が落ちてしまうのを防ぐためです。
そして、踏板床から75cm~90cmのところに手摺(てすり)を設置していきます。また、階段や梯子(はしご)も設置していきます。
続いて、足場の横揺れを防止するために角度45度の傾きで交互に向きを変えて設置していきます。そして、足場を構成する最上部に左右均等の支柱に「火打ち」を設置します。
足場は様々な場面で活躍します。住宅を建設する際はもちろん、外壁や屋根を塗装する際にも欠かせません。そこで、外壁塗装ならおまかせ!の株式会社ビックメンダーをご紹介します。
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