アニメーターの現状と将来性
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現在のアニメーターは、食べていくのにはやや難しい仕事であることは否定できないといえますが、人手不足が顕在化してきた昨今では、新人育成や待遇改善に取り組む会社が増えてきており、将来的には改善に向かうと考えられます。
キャリアのステップとして、新人のうちの主な業務は原画と原画をつなぐ「動画」を書くことです。動画をしっかり書けるようになると、原画を任されるようになり、さらに、実力が認められれば「作画監督」という、絵の品質を統一する仕事を任されることもあります。
本人の適性や職場の状況、希望によっては、演出家や制作進行など、アニメを書く以外の制作工程に移ることもあるでしょう。
アニメーターになるには?
アニメーターになるには、画力などの実践的なスキルが必要ですが、学歴や資格等は必要ありません。学校に通いスキルを身に着ける人ももちろん多くいますが、独学で学び、制作会社の門をたたく人も少なくありません。
デッサン力や画面構成力など、アニメーターに求められるスキルをいかに身に着けるかが重要といえるでしょう。
アニメーターを育成する学校とは
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学校などで学んでからアニメーターを目指す場合、専門学校や大学で学ぶルートが考えられます。
専門学校では、アニメーション系の専門学校があり、「アニメーション科」「アニメーション映像科」などの学科でアニメーションを学ぶことができます。
多くの学校は2年制となりますが、「専科」では一年間で学ぶことができ、中には4年間かけてしっかりと学べる学校もあり、学費は、一年間で100~150万円程度が相場になります。
近年では、アニメーションを学べる大学も増えています。
芸術大学などのアニメーション学科やコースで学ぶことができ、4年間かけて体系的に学習します。アニメーションの勉強だけでなく、社会人としての教養やキャリアなどについても学ぶことができる特徴があります。
大学の中には、経済学部などのビジネス系の学部にアニメ系のコースを設置している大学もあり、コンテンツ生産を商業的な観点から学ぶことができます。
アニメーターになりたい方へ
アニメーターの仕事は、実力社会です。アニメーターになるための学校もありますが、学歴などはそれほど重要ではなく、必要とされる絵をどれだけ大量に書けるかという視点が重要となります。
時に激務となることも予想されますが、アニメーターとしてどのように生きていくのかをしっかり考えて、「それでもアニメーターになりたい」という情熱があれば、門を叩いてみるのもいいですね。
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