ピアノ調律の工程と仕組み|調律をする理由・音が狂う理由

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ピアノの調律とは具体的にどんなことをするのかご存知でしょうか?ピアノの調律はまさに職人技ともいえる作業です。繊細な技術と知識を使って調律師が調律を行います。

今回はそのピアノの調律について、工程や調律をする理由、ピアノの仕組みまでご紹介していきます。

ピアノの調律はどんなことをするのか?


出典:写真AC

ピアノの調律は調律師によって行われます。調律師一人でピアノの隅から隅までのメンテナンスを行うため確かな技術と知識が必要となります。

①ピアノを清掃

まずは、ピアノの鍵盤下や内部を掃除し、鍵盤やペダルなどピアノの状態をチェックします。

②「整調」を行う

整調とは、ピアノの鍵盤を押してから音が鳴るまでつまり、打弦するまでの部品のチェックとメンテナンスを行うことです。温度や湿度によって位置が変化している場合は元の位置に調整します。この「整調」をおこなうことで、ピアノのタッチ感や音色、響きが変化するため大変重要な作業です。

③「調律」を行う

調律とは、音階を作る作業です。一般的には、中央の「ラ」の音を中心にオクターブ(低いドから高いドまでの間)の音階を作ります。そして、88鍵すべての音階を作っていきます。1音に対して弦が3本張られているため、その3本すべての弦の音程を揃えなければなりません。

④「整音」を行う

整音は、ピアノの音色を調整して整えいく作業になります。演奏者の希望によって柔らかい音色や軽い音色などを作っていきます。具体的には、弦をたたくハンマーに紙やすりをかけたり”ピッカー”と呼ばれる針のついた専用工具を使って音色の質を変化させていきます。

⑤最終チェック

最後に、音色はもちろん鍵盤全体のタッチや音量、ペダルなどのバランスを確認して、外装を戻し汚れを拭きとります。

なぜピアノを調律するのか


出典:写真AC

ギターやバイオリンなどほとんど全ての楽器はメンテナンスがとても大切です。メンテナンスをしなければ音色が狂ってしまったり、様々な不具合が生じてきます

それは、ピアノにも言えるでしょう。ピアノはだんだんと音が下がってきます。そうすると、ピアノ本来の綺麗な音色はなくなり音が狂ってしまうのです。そのために、調律はピアノにとってとても重要なメンテナンスといえます。最低でも年に1回はピアノを調律して大切に使いましょう。

ピアノの仕組みとは


出典:写真AC

ピアノの音がなる仕組みを見ていきましょう。ピアノの鍵盤をたたくとハンマーが弦を打つことによって音が出るのです。

しかし、それだけでは小さな音しかなりません。大きな音がなる仕組みは、響板に乗っている駒が弦の端を支えており、弦の振動が響板に伝わって響板が空気を振動させているためです。

また、ピアノ線とも呼ばれる弦がたくさん張られており、弦の長さが長いほど低音、長さが短いほど高音を出します。このように、弦の長さや太さによって音の高さに変化をつけるのです。

なぜピアノの音は狂うのか


出典:写真AC

なぜピアノの音は調律をしないと狂ってしまうのでしょうか。その原因を詳しく見ていきましょう。

まず、ピアノの弦を見ていきましょう。ピアノの弦には常に約20トンもの力が加わっています。調律をしないとこの弦がゆるんでいき、終いには音が狂ってしまいます。

また、温度湿気によってもピアノの音色が変わってきます。気温や室温などの温度の変化は、金属部分や弦を拡張または収縮させてしまいます。一方、湿度の変化は木製部分に影響を及ぼします。日本は四季を持つ国であり温度や気温の移り変わりがあるため音の狂いが発生してしまうのです。

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