アナフィラキシーショックとは
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アレルギーの原因物質が体内に入り、複数の臓器に過剰な反応が強くみられる「アナフィラキシー」という症状が血圧低下や呼吸困難、意識障害にまで進展した状態を「アナフィラキシーショック」といいます。
アナフィラキシーの原因
アナフィラキシーの原因は様々なものが挙げられます。
①食物:卵・牛乳・小麦・落花生・そば
②昆虫:蜂(はち)
③医薬品:抗生物質・解熱剤・麻酔
④ラテックス:ゴム製品
また、上記に挙げたもの以外でも「運動誘発性アナフィラキシー」と呼ばれるものがあります。これは、ある食物を食べてから運動した場合にのみ発症し、運動だけ・食べただけでは発症しません。
アナフィラキシーの症状
アナフィラキシーの症状は以下のようなものがあります。
・動悸・胸が苦しい
・吐き気・頭痛・下痢・嘔吐
・皮膚のかゆみ・瞼(まぶた)や口の腫れ
・喘息のような咳・呼吸困難
・けいれん・意識障害・血圧低下
アナフィラキシー・アナフィラキシーショックの正しい対処法
アナフィラキシーは命に関わる大変危険な状態です。万が一、アナフィラキシーやアナフィラキシーショックを発症した人がいた場合の正しい対処法を確認しておきましょう。
①救急車・病院に連絡
②酸素を送る
③アドレナリンを投与する
④静脈路の確保
まず、慌てずに担当医や救急車に連絡をしましょう。そして、むくみや発作のために十分な酸素を体内に取り入れられず死に至る場合があるため気道を確保して酸素を送ります。発症者がアドレナリン注射器「エピペン」を所持していた場合は、本人か周りの者が注射してアドレナリンを投与しましょう。
また、症状が治まったとしても数時間後に再発するおそれがあるので初期発症から12時間は厳重に注意してください。
アレルギーが発症した場合の対処法
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食物アレルギーの場合、治療薬などはありませんがだんだんと症状が緩和され治癒する可能性があります。食物アレルギーを発症したら、原因食物を最小限に取り除いた食事にします。アレルゲンの食物を除去中に栄養が不足してしまわないように、代替食品で栄養を補います。
食物アレルギーの予防方法
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食物アレルギーの予防方法は、既述の”アレルギーになりやすい人の特徴”にあった項目を避ければ良いのです。
同じものを毎日食べ続けることを避けて、1日おきに食べるようにしたり、ストレスをためずに生活することがアレルギーの発症を抑制できます。ストレスを溜めてしまうと、免疫力が低下して発症しやすくなるので適度な運動や休暇を取ってストレスフリーな日々を送りましょう。
また、食物アレルギーは口にするだけでなく皮膚や粘膜を通しても発症するおそれがあるので、食物を使った化粧品や石鹸などには注意しましょう。
アレルギー症状について理解を深めよう
いかがでしたか?アレルギーの症状や原因、対処法について見てきました。大人であってもいつアレルギーを発症するかわからないので常に気を付けなければなりませんね。
美味しく安全に食事を楽しむためにも、アレルギーのことをきちんと理解していきたいものです。
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