ピアノ調律師になるには|収入・メリット・デメリット・向いている人

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ピアノのメンテナンスを行う職人「ピアノ調律師」。ピアノ調律師という仕事はとてもやりがいのある職業で、日々の努力が必要です。今回はそのピアノ調律師について気になる収入やなり方、資格などご紹介します。

ピアノ調律師とは


出典:写真AC

ピアノ調律師は、ピアノという楽器を調律・修理する職業のことをいいます。ピアノは、温度や湿度などの多少の環境の変化でも音色に影響してくるとても繊細な楽器です。年数がたてば、弦が緩んでくるため音程が狂ってしまったり、ペダルや鍵盤が動かなくなってしまうこともあります。

ピアノ調律師はそのようなピアノの故障・トラブルを直すことはもちろん、調律を行って元の綺麗な音色へと戻すのです。

ピアノ調律師の仕事内容

ピアノ調律師が具体的にどのような仕事を行うか見ていきましょう。

まず、88もある鍵盤を一つ一つ何回か叩きながら音のずれや響きを確認していきます。1オクターブ違う音があっているかもチェックしていきます。

もしも音がずれていたり響きが鈍い場合は、チューニングハンマーと呼ばれる道具を使って弦のチューニングピンを回して音のずれを直していきます。

また、ハンマーのフェルトや硬さによって音色に変化をつける”整音”と呼ばれるものも調律師の仕事です。奏者の要望に合わせて、軽やかな音色や柔らかい音色、重みのある音色などを”整音”によってつくっていきます。

ピアノは打楽器なので、鍵盤を押したときにハンマーが弦を叩き音が鳴ります。この鍵盤からハンマーに力が伝わる部分を調整することで、鍵盤のタッチの感覚がなめらかになり弾きやすくなるのです。

ピアノ調律師の収入・福利厚生


出典:写真AC

では、気になるピアノ調律師の収入や福利厚生について見ていきましょう。ピアノの調律は1回につき約1万円ほどです。会社などに勤めた場合、初任給で20万円より上回るところは少ないと言われています。

ピアノの調律は年に何回も行うものではないので、あまり給料も高くはありません。また、昇給もほとんどないため、何年も勤めていても200万円~300万円程度の年収である場合も少なくありません。

しかし、ベテランになり技術が高く有名になれば月に50件以上の仕事をこなすため、年収が1000万円近くなることもあるようです。

会社勤めであれば、その会社によって福利厚生が受けられたり手当が発生します。しかし、フリーランスなど会社に所属せずに働く場合には、もちろん福利厚生はありません。

ピアノ調律師のメリット・デメリット


出典:写真AC

ピアノ調律師のメリット

ピアノ調律師のメリットは仕事に”自分らしさ”が出る点です。ピアノの調律や整音は、調律師の技量やセンスによって音色や鍵盤をたたいた時のなめらかさがまったく違います。

ですので、調律師は自分自身の技術を磨き努力を怠ることなく日々精進できる職業です。そのため、ピアノ調律師は非常にやりがいのある職業だといえます。

他にも、お客さんと深く関わりあえ、身近にお客さんの声が聞けることもメリットといえるでしょう。ピアノ調律師は奏者であるお客さんの要望に合わせて調律や整音、修理を行います。

例えば、「軽やかな響きにしてほしい」という要望や、「鍵盤のタッチをなめらかにしてほしい」などの要望に応えます。調律後のピアノの音色や響き、鍵盤の軽さはまったく異なるのでお客さんも気持ちよくピアノを演奏することができます。その様子や感想を直接聞けるのはピアノ調律師のメリットといえるでしょう。

ピアノ調律師に向いている人


出典:写真AC

では、ピアノ調律師に向いている人はどんな人なのでしょうか。見ていきましょう。

上記にもある通り、ピアノ調律師は技術を磨くために日々努力をしなければなりません。ですので、こだわりや使命感を持って仕事に向き合える人が向いているでしょう。

また、技術を磨くためには、忍耐と集中力も必要不可欠となってきます。絶えず努力を続けてきたスポーツマンや勉強熱心な人もピアノ調律師に向いています。

ピアノ調律師は様々な道具を使うため、体力が必要となってきます。また、身長も高ければ高いほど作業効率が上がるので、身長が高い人が向いています。具体的に、150~155センチ以上の身長があれば大丈夫です。聴力が優れている人もピアノの音のずれや狂いがわかるので向いています。

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