結城紬とは|本場結城紬との違い・お手入れ方法・作り方をチェック

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結城紬の手入れ方法

結城紬について学んだところで、結城紬のお手入れ方法をご紹介します。是非こちらを参考にして、結城紬のお手入れをしてみてください。

糊抜き・湯通し

既述の通り、まず、結城紬を着物として仕立てる前に「湯通し」と呼ばれる糊抜き作業が必要になります。本場結城紬は小麦粉を糊として使って糸を補強しています。ですので、湯通しを行うことによって生地が柔らかくなり、風合いが出てくるのです。

さらに、この作業を繰り返すと色艶・光沢が出てしなやかになっていきます。結城紬のお手入れを専門に行っているクリーニング店もあるので、ぜひチェックしてみてください。

着用後のお手入れ

着用後は、ハンガーにかけて風通しの良いところで陰干しした後、柔らかいブラシを使ってほこりを取ります

また、汗をかいてしまった場合には、織り目の粗い木綿の布やガーゼを衿(えり)・袖にあて、上からベンジンを含ませたガーゼを上から軽く叩くようにして汚れを布に吸い取らせ落とします。

万が一、シミを作ってしまった場合はしみ抜き剤を使ったり、擦ることはせずに早急に専門のクリーニング店へ持って行ってください。

保存方法

結城紬の着物を綺麗に保存する場合にも丁寧なお手入れが必要です。着物に清潔な白布やガーゼをあてて霧吹きで水をかけ、アイロンをかけます。アイロンがない場合は、霧吹きで水をかけた後に座布団の下に敷いて数時間おいて皺を伸ばすこともできます。

皺を伸ばせたら風通しの良いところに置き、湿気を取ります。そのあとに、風呂敷などに着物を包んで湿気の少ない場所に保管します。

結城紬に親しもう


出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?結城紬について、手入れ方法や作り方など様々な面から見てきました。結城紬と一言にいっても様々な種類があり、中でも本場結城紬は重要無形文化財にも登録されており日本独特の風合いを持つ織物でした。

是非、結城紬の美しさ、風合いを楽しんでみてください。

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