靴磨きの布の作り方
出典:写真AC
布をカットしよう
靴磨きに適した布の代用品について見てきたところで、ここでは靴磨きの布を使いやすいサイズにカットする方法やポイントをご紹介します。
まずは、使う際に指に巻いて磨くので縦が人差し指の長さを目安になるようにしましょう。次に、巻くことを想定して少し長めに30cm~50cmを目安にカットしましょう。
人差し指の長さ(縦)×30cm~50cm(横)
一般的には8cm(縦)~50cm(横)が使いやすいサイズだといわれていますが、自分にあったサイズでかまいません。指の長さにあわせて使いやすいサイズにカットして使いましょう。
また、カットする際ふつうのはさみでカットしてしまうと糸くずがでてきてしまいます。そこで、刃がジグザグになっているピンキングばさみを使うと糸くずを出さずに済むのでおすすめです。
布の巻き方
布を指に巻くときのポイントとしては、”革に触れる部分にシワをつくらないこと”です。シワがある状態で靴磨きをしてしまうと、塗りや拭き取りの際にムラが出てしまったり布によっては傷をつけてしまうおそれがあります。
では、巻き方を見ていきましょう。
①人差し指と中指の腹に布をかぶせる。
②余った布を手の甲に向けて引っ張り、シワができないようにねじる。
③ねじった部分を中指と人差し指にぐるっと2周する。
④輪っかに長く余った布を通し手の甲に向けてぐっと引っ張る。
⑤完成
このような手順で靴磨きに適した布を作ってみてください。なお、靴磨きに使った布は再利用せず毎度捨てるようにしましょう。ワックスやリムーバーは洗っただけではなかなか落ちません。
布で靴を磨く際のポイント
出典:写真AC
クリーナーを使った革の汚れ落としをする際には、どこから拭くかがポイントです。靴の固い部分であるつま先からスタートして前から後ろへ流れるようにして汚れを優しく拭き取っていきます。この際は、既述の通り吸水性に優れた織り目の粗い布を使って行いましょう。
表面に残ったワックスを拭き取り、仕上げをする際には力加減がポイントです。この工程をすることで光沢を戻すだけでなく、カビや汚れの防止にもなります。革靴の表面をムラのできないようにまんべんなく拭いていきましょう。この際、力を入れすぎずに拭いてください。
身の回りの布を活用しよう
出典:写真AC
いかがでしたでしょうか。靴磨きをする際に重要な「布」について様々な角度から見てきました。意外と身の回りにあるもので代用できるので驚きですね。これなら、いつでも大切な靴をお手入れすることができるでしょう。
是非、こちらを参考にして場面や用途にあわせて布を使って靴磨きを楽しんでみてください。
靴磨きに重要なブラシを1から作ってみよう
今回、靴磨きに重要な道具「布」についてご紹介しました。そこで、大人の職場体験予約サイト「ココロミル」では靴磨きに重要なもう一つの道具である「ブラシ」を1から作れる体験を掲載しています。
機械植えブラシに比べ毛材が抜けにくく耐久性がある手植えブラシを作ってみてください。