羽子板の歴史や初節句に贈る理由|種類によるデザインや価格の違いとは?

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豪華な押江羽子板


出典:写真AC

 さて、最も華やかで豪華さを持つ「押絵羽子板」ですが、綿を布でくるんだ物で「羽子板」を装飾し、絵柄を立体的に見せたことが始まりとされています。 現在では正月の縁起物として定番となっている「押絵羽子板」は、歌舞伎や日本舞踊、日本画などの伝統的な絵柄が受け継がれています。

歌舞伎や日本舞踊の動きや表情を再現し描く所に、職人のこだわりや腕の見せ所となります。特に人の表情は、その時代に合わせた顔立ちにしていて、職人それぞれの違いが見てとれる部分となります。 

羽つきの羽根の原料


出典:写真AC

ところで現在では、羽根つき用の「羽根」はプラスチックなどで作られている物をよく見かけます。

しかし本来、羽根つき用の「羽根」の原料は、暖地の山野などに生えているムクロジの種子に羽を付けたものとなります。 ムロクジは公園などで見かけることもありますので、種子がなる秋頃に拾いに行ってみるのも良いのではないでしょうか。

羽子板を正月の贈り物に

古くから遊び道具としてだけではなく縁起物として扱われている「羽子板」。その華やかさは見るものを必ず楽しませてくれます。女の子の初節句だけではなく、正月の贈り物としても是非いかがでしょうか。

 

羽子板を作りませんか?

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