「つつがなく」の正しい意味と由来|使い方・類語・対義語もチェック

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つつがなくの使い方


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「つつがなく」の用例としては、「つつがなくお過ごしください」がほとんどでしょう。他には「つつがなく暮らしていきたい」などと、災難を避けたい時に願って使う用法があります。

つつがなくの類語・対義語


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つつがなくの類義語としては、「無病息災」という言葉があります。「息災」だけでも同じ意味です。「滞りなく」という言葉もありますが、これは病気とは無関係に使うものですので、若干意味が違います。

つつがなくセレモニーが終了した」というのは適当な用法ではなくて、「滞りなく」に置き換えたほうがいいでしょう。つつがなくの対義語としては、「つつが」つまり病気や災難が現にある状態を指し示すわけですから、これ以上ない悪い言葉が該当します。「災厄」「災難」などが意味としては適当でしょう。

相手を思いやる言葉「つつがなく」


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つつがなくという言葉の由来・用例を見てきました。最近はあまり使わないかもしれませんが、それでも「つつがなくお過ごし下さい」という用例には、他の言葉では言い換えづらい独特の、相手を思いやる気持ちが含まれているのではないでしょうか。

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