「梅に鶯(うめにうぐいす)」はもともと鶯ではなかった?驚きの由来

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

梅に鶯の類語・対義語


出典:写真AC

「梅に鶯」の類義語は「松に鶴」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」「牡丹に唐獅子」「猿に絵馬」などがあります。気が付かれた方もおられるでしょうが、大半は花札の図柄になっています。

意味は「梅に鶯」と同様、「取り合わせが良い」「よく似合っている」というものになります。 対義語は「水と油」などがそれに当たり、「互いに気が合わず反発しあって相容れないもの」という意味になります。

梅に鶯を英語で言うと


出典:写真AC

既述にもある通り、梅に鶯は非常に仲の良い様子や2つのものの相性が良いことを表す言葉です。これを英語で表すと、「perfect match」「match made in heaven」などが当てはまります。まさに、梅に鶯を表す英語表現といえるフレーズです。

「We are perfect match(私たちは相性がぴったり)」や「It was match made in heaven(それは理想的な組み合わせだった)」というように使うことができます。

梅に鶯から読み取れる粋な日本文化


出典:写真AC

「梅に鶯」というのは非常に取り合わせがよく、縁起がよい意味合いで使われます。粋な日本文化を象徴する言葉でもありますが、実はメジロをウグイスと誤解して定着した言葉であるということは非常に興味深いものです。

また、春の訪れを象徴する梅とウグイスを縁起の良いものとして捉え、「滅多にない組み合わせであるからこそ縁起がよい」と解釈することも出来ますが、花札に書かれている鳥は明らかにメジロであり、やはり勘違いから生まれた言葉と考えられます。

しかし根底にあるのは中国文化への強烈な憧れであり、長い年月を経て日本文化に定着した言葉であると言えます。

日本人なら知っておきたい国語の知識「国語」の記事一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す