「青田買い」の意味や使い方|稲作が盛んな日本ならではの言葉

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青田買いの意味から学べること


出典:写真AC

青田買いの意味は、「田んぼの稲が収穫する前に収穫量を見越して先に買うこと」を意味する言葉だという事がわかりました。 例えば、「あのチームは10代前半の選手を青田買いしている」と言うと、優秀な選手を子供のうちに買い集めているという意味になります。 青田買いされる人材は優秀であるということが言えます。

子供のうちに獲得してしまえば、大人になり選手として一流になってから、獲得するよりも低コストです。 このように、現在の青田買いの使い方には、先行投資と同じような意味があると言えます。 優秀であるから青田買いされるわけなので、誉め言葉と言える一方で青田買いする側は良い意味ばかりではありません。

例えば「あのチームは大金を積んで世界中から10代前半の選手を青田買いしている」 と言うと、どうでしょうか? 言葉から伝わる雰囲気からして決して褒め言葉とは感じません。 この場合だとネガティブな意味で使われています。 青田買いをしている事が「独占している」というようなニュアンスになっています。

このように「青田買いをする」という言葉には批判的な意味で使われることもあります。 青田買いという言葉は使うシチュエーション次第で良い意味にも悪い意味にも使うこととができます。 「君は優秀だから今のうちに青田買いしたい。」と言われた最高の誉め言葉です。

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