「月下氷人(げっかひょうじん)」の意味や使い方|例文も紹介

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 月下氷人、やや耳慣れない言葉ですね。ぱっと見ただけでは、サボテン科の花「月下美人」と間違って読んでしまいそうです。「月下氷人」、一体どういうときに使う言葉なのでしょうか。

月下氷人の意味


出典:写真AC

例えば、「恩師に月下氷人を勤めていただくことになった」など、あるおめでたい儀式関連で使えるんですよ。 もうわかりましたか?「月下氷人」とは男女の仲立ちをしてくれる仲人さんのこと。省略形で、「氷人」と呼ばれることもあります。 

月下氷人の由来 ・言葉の背景・語源

それではどのような由来から、仲人さんが月下氷人と呼ばれるようになったのでしょうか。実は、中国の故事からきているのだと言われています。話は遡って、唐の時代を見ていきましょう。

「月下」の部分は、月野の晩に韋固(いご)という若者が、将来自分の妻になる人を告げられたという話からきています。このとき予言した老人を、月下老人といいます。

また、「氷人」については、晋の時代へ行ってみましょう。狐策(こさく)という人物が占い名人に自分の夢を占ってもらいました。「氷の上に立ち、氷の下にいる人と話す」という不思議な夢です。すると占い師は狐策が仲人を務めるという予言をしたのです。

その後狐策は占い師の言うとおり、結婚の仲介役を務めたということです。この狐策が氷上人、あるいは氷人と言われ、「月下氷人」という言葉が生まれました。 

月下氷人の例文を紹介


出典:写真AC

冒頭でも例を挙げましたが、さらに例文を見てみましょう。日常生活ではあまり使われない言葉であり、実際に耳にしても「何のことですか?」と質問したくなるかもしれませんね。

わざわざ仲人を立てる人も以前に比べて少なくなりましたから、なおさらわかりにくいかもしれません。それでもこの美しい日本語を使って、仲人にまつわる例文を考えてみましょう。もしそのようなおめでたい機会があれば、どんどん使ってみたいものです。

「結婚することが決まりましたので、○○さんに月下氷人をお引き受けいただきたいのですが」 このように、上司に対して仲人をお願いするときに使えます。また、 「○○さんからぜひ月下氷人をと頼まれたときは、正直役不足かと思いました」 仲人を頼まれる側でも、同じような使い方ができます。

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