「一衣帯水(いちいたいすい)」の意味や使い方|例文、類義語対義語

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一衣帯水の類義語・対義語


出典:写真AC

一衣帯水の類義語として挙げられるのが、衣帯一江(いたいいっこう)、これはとても親しい関係という意味です。 他にも似た言葉で衣帯之水(いたいのみず)というものがあります。 また、一牛吼地(いちぎゅうこうち)といって、牛の鳴き声が聞こえてくるほど近い距離という言葉もあるのです。

対義語には、相即不離(そうそくふり)があります。 対立しそうな2つの存在が、どちらがどちらか区別がつかないくらい密接していて切り離せないという意味です。 一衣帯水と同じように、「相即不離な関係である」といった使い方をします。

一衣帯水から学ぶ

一衣帯水とは、物理的にとても近い距離にいる、でも両者の間には1本の長い川がありそれが隔たりとなっているという言葉です。 国と国、企業と企業、人と人を表す言葉として用いられます。 演説などで他社と自社の関係を表したいとき、隣国について語りたいときは一衣帯水という言葉を使うと伝わりやすいはずです。

こうした点から一衣帯水という言葉は「隔たりを気にすることなく相手と接すること、隔たりを越えること」が大事ということがわかるでしょう。私たちも一衣帯水の精神で人との繋がりを大事にしていきたいものですね。

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