表具師になるには|給料・資格・メリット・デメリットをチェック!

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表具師の現状と将来性


出典:写真AC

表具師は先の未来のために、過去の道具を修復する作業をする仕事です。

あるいは表装という、絵画に相応しい掛け軸等に仕立てる仕事は現在も繁栄しています。そのため古くから繋がる技術と、創作として新しい考え方を組んでいく必要性が強くなります。

決して失われる仕事ではありませんし、必要とされることも多くあります

しかし現実の問題として化学糊の誕生や、より手軽な場所に頼むという選択肢も数多く生まれている為、表具師の仕事が少なりつつあることも頭に入れておく必要があります。

表具師として生きるためにはより柔軟な考え方が出来る事、そして現代の社会とどの様に折り合っていくのかという働き方について、真摯に向き合うことが必要だといえます。

表具師になるには


Photo by Hideyuki KAMON

表具師になるには表装の技能を身につけることが絶対に必要になります。日本の東京や大阪、愛知等にある訓練校に入学して訓練をしたり、工房や会社で技術を身に着けます。

実際の表具店で実務経験をこなすことで、表装技能検定試験という国家資格の受験条件を満せますので、弟子入りという形を取れば早く試験を受けることも可能です。

この試験は必須ではありませんが、資格を取得しておくことで国家公認の技能士として名乗ることが出来るため、社会的な信頼を獲得するためには最も確実な方法なのです。

伝統に触れることのできる表具師という仕事


出典:写真AC

どうしても難しい条件や根気のいる作業が多くなる職業ではありますが、日本が持っている伝統の部分に触れることが最も多い職業が表具師です。身近な襖や掛軸の修復や、絵画の装飾として額を作成する作業があります。

一方で特別な文化財や、寺や神社の賽銭箱の修復と言った思わぬ道具との出会いもあります。これらの日本伝統の品に触れながら修復を行なうことで、より深く文化に触れ合う機会に恵まれることはいうまでもありません。

この機会に表具師という職業の奥深さや貴重さを知った上で日本の伝統的な掛け軸や絵画をご覧になってみてはいかがでしょうか。

実際に表具師の仕事ぶりを生で見てみたい!という方もいらっしゃるでしょう。しかし、そのような機会はなかなかありません。そこで、大人の職場体験予約サイト「ココロミル」では表具師の仕事を学べ、実際に体験できるプランを行っています。

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