表具師の仕事を紹介|気になる年収や表具師のなり方

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表具とは

表具とは、布や紙を貼って仕立てがされた巻物や掛け軸といったものをいいます。あるいは仕立てることも表具といいます。表具は裂地や和紙を糊によって貼り合わせるという作業を中心とした、道具に関する仕立て全般を指す言葉として現在も存在しています。

古くは平安時代頃に中国から伝来した技術とされており、経巻や仏画の保護や装飾をする技術として、表具の歴史が生まれました。

室町時代に職として確率された後、第二次世界大戦以降に、表具を扱う職人の団体として現在の東京表具経師内装文化協会が発足されたのです。この団体を手本として発足した、日本全国の表具職人の団体を、全国表具経師内装組合連合会といいます。

表具師の仕事


出典:写真AC

表具掛け軸や額装、襖、屏風、衝立、帖、障子張り、貼付壁と言った、表具と言われるものの設計や作成をする事が表具師の主な仕事です。また、年月が経過するごとに必要となる、襖や障子の紙の張替えや、屏風や衝立の修復する仕事もしています。

表具師の仕事場は居職が中心となっており、自宅を工房として利用している場合がほとんどです。

文化財の修復に携わるものもあり、技術職としてかなり繊細な作業を要求される仕事が必然的に多くなる傾向があります。

表具師の年収/勤務体系/福利厚生


出典:写真AC

表具師はまず職人の見習いとして入社することになります。見習いとしてある程度の必要な作業を身に着け、それから現場に向かうことになります。

あるいは個人の工房で修行した後に博物館などに所属して表具師として勤務することもあります。年収は大体400万から500万と言われています。

手作業が多くなる職業であり、所属する場所もそれぞれであることから、勤務体系や福利厚生は所属した会社や事務所、工房によって大きく異なってきます。

表具師のメリット・デメリット


出典:写真AC

メリットとしては日本文化を守り、美術品の保護という部門で仕事をすることが多い為、やりがいや形に残りやすい仕事の一つとして成り立っているという点が挙げられます。

しかしそれ以上の大きなデメリットとして、伝統工芸品という性質上、どうしても求人が少ないことが挙げられます。

訓練校内に送られる求人や、必要とされる会社等を根気よく探すことが必要です。

表具師に向いてる人、向いてない人

表具師に向いているのは手先が器用であることと、根気があることです。また営業に行く事も必要な職業となるため、コミュニケーション能力がある人には向いていると言えます。

丁寧さも重要なポイントであるため、最後の一息にガサツさを出してしまうという人には向いていません。

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