落語家の仕事を紹介|気になる年収や適性、メリット・デメリットも

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落語家に向いてる人、向いてない人


出典:写真AC

三遊亭萬橘という落語家が語っていますが、落語家に向いている人は、意外にもチームプレイの得意な人だということです。独りで演ずる商売のため、チームプレイと最も無縁のようにも思いますが、実は最も他人との調和が求められ、大事にされるのが落語界というところです。

寄席文化においては、一席の寄席を、多くの落語家さんや、色物さんと呼ばれる落語以外の演芸の人が、力を合わせて作り上げる伝統があります。落語家の世界は、人間関係が大変濃密です。逆に言いますと、一匹狼肌の人にとっては、あまり向いていない職業の1つです。

落語家の将来性


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つい20年ほど前には、お客さんがまったく来ない時代がありました。それを考えますと、落語ブームが続いていても、落語の将来性についてはなんと言えません。

ですが、どんな時代であっても、落語そのものが世間から忘れられるようなことはありませんでしたし、放送でも落語は流れていました。

国が保護に力を入れなければなくなってしまうような伝統芸能とはベースが違うのです。古臭いイメージを持つ人も中にはいるでしょうが、ファンにとっては決してそうではなく、将来性はあると言っていいでしょう。

落語家になるには


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プロの落語家さんになるには、必ずプロに弟子入りすることが必要です。漫才の世界では師弟関係が薄れ、師匠のいない漫才師が増えました。ですが落語の世界において、師弟関係というものに疑問が持たれること自体少ないと言えます。

落語を知らない人は、これを閉鎖的だと思うかもしれません。ですが落語の世界には、話芸は当然伝承するものだという強い思いがあります。師匠から破門されてしまうと、他の師匠の下につけなければ、廃業せざるを得ない世界です。

気になる落語家を探してみよう!

弟子入りする際に、自分が興味を持った落語家へ弟子入りするのが通常といえます。寄席(よせ)へ足を運び、さまざまな落語家の話を聞くことで、自分に合う落語家を探すことができます。

自分が惹かれる落語家を見つけることができたら、次は弟子入りです。一人前の落語家になるには、厳しい道のりが多いですが、魅了される人が多いためぜひ目指してみてください!

落語家になる魅力

落語家になるためには辛い修業時代も過ごさなければなりません。ですが、お客さんが喜んでくれたときの喜びは、他に比較しようのないものだと言います。落語家の世界には、辞められなくなる魅力が溢れています。

落語家のことを知った上で落語を聞いてみてはいかがでしょうか。

今までとは違った見方で、楽しく落語を聞くことができるといいですね。 

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