【今も続く伝統建築「漆喰」】漆喰の歴史や効果|ピラミッドにも使われた技法

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漆喰の壁を施行する左官職人とは

漆喰の壁を施工するのは「左官職人」と言われる技術者です。現代建築の現場ではコンクリートブロックを積んでブロック塀を作ったり、コンクリートを打設した後にモルタル加工を行ったりする機会が多いのが現実で、サイディングなどの外装材やビニールクロスなどの内装材の普及と共に職人の数は減少傾向にあります。

日本建築では土壁の表面を漆喰で仕上げる技術を持つ左官職人の存在は欠かせないもので、五角形のコテを巧みに操って作る立体的なレリーフとも言える「コテ絵」という芸術性の高い作品を作り出す匠すら存在しました。

近年日本の伝統的な建築様式が再評価され始めて流行の兆しを見せている和モダンの建築には漆喰加工などの高い技術を持つ左官職人が欠かせません。コストはかかっても、職人たちが手作業で作り上げる作品とも言える建築技術は、次世代に受け継ぎたいものです。

伝統的な建築様式に欠かせない漆喰

実際に漆喰の壁を手で触れると夏はヒンヤリと冷たく冬は仄かに暖かいものです。漆喰の壁に囲まれた部屋の中は独特の雰囲気が漂い、何処か懐かしく落ち着く感覚を受けます。

手入れは欠かせませんが、日本の伝統的な建築様式には欠かせない漆喰の壁は非常に魅力的で静かなブームになっていると言えるでしょう。 日本の左官職人の文化を絶やさないためにも、新築やリフォームの際に漆喰の導入を検討してみては如何でしょうか。 

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