【国内に120種類】デザートの定番「みかん」おすすめの5品種を紹介

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みかんの種類は全国でいくつある?名産地は?

みかんの種類は非常に多く、品種改良によってさらに食べやすいものが増え続けています。一般的に、日本でみかんといえば温州みかんを指すことが多いですが、これを収穫時期によって極早生、早生、中生、晩生に分けています。

温州みかんの品種は、全国でおよそ120種類近くあるといわれていますが、このうち和歌山県が全国1位の収穫量で、16万トン近くといわれています。消費量は1人あたり、年間約3.3kgです。次いで収穫量が多いのが愛媛県で12万トン、消費量は年間4.2kgです。

みかんの種類を紹介①

温州ミカン


出典:写真AC

温州みかんというのは、日本で収穫されるみかんの一般的な名称です。元々は中国の温州からこの名がついたといわれていますが、原産地は鹿児島県長島であり、最初の原木は1500~1600年ごろに発生したと考えられています。

300年近く吸収のみで栽培されていましたが、明治時代から大正時代の頃に他の地方でも栽培されるようになり、種類が一気に増えました。

温州みかんはオーソドックスな、昔ながらの味わいが特徴です。

みかんの種類を紹介②

はるみみかん


出典:写真AC

はるみみかんは、清美タンゴールとポンカンを交配した種類で、晩生タイプのみかんです。種が少なく皮が向きやすい食べやすさが魅力で、大粒の果肉には果汁がたっぷり含まれています。

薄皮もそれほど厚みがなく、皮を取らなくても食べやすいため、みかんの薄皮が気になる人にもおすすめです。甘みと爽やかさを両立させた希少価値の高い種類ですので、贈り物にしても喜ばれます。

みかんの種類を紹介③

宝珠


出典:写真AC

宝珠は和歌山で栽培されている、糖度がずば抜けて高い種類のみかんです。

外皮は赤みがかったオレンジ色をしており、通常は糖度11~12度しかないといわれるみかんの中でも、糖度14度以上で厳選したものが宝珠です。

元々、紅みかんといわれる赤みのある種類のみかんは栽培が難しいとされていますが、宝珠はこの紅みかんの中で、さらに糖度が高いものということで贈答品にも人気があります。

みかんの種類を紹介④

せとか


出典:写真AC

せとかは清美にアンコール、マーコットという種類のみかんをかけ合わせて作られたものです。

比較的歴史は新しく、平成10年に品種登録されているみかんですが、とろみのある食感や濃厚な果汁、オレンジを感じさせる高い香りなど独特の特徴を持っています。

比較的大玉の種類のみかんですが皮がむきやすく、種もないため食べやすさも魅力です。晩生のみかんよりやや早い時期である、2月頃に収穫できますが、全国的にはそれほど多く流通していません。

みかんの種類を紹介⑤

甘平


出典:写真AC

甘平は愛媛県で平成19年に品種登録されたばかりの新しい種類のみかんです。西の香にポンカンを交配して作られていますが、食べやすさに留意してあり、さらに高い糖度で人気が出てきています。

外皮は薄く、種がない新品種でよくみられる食べやすいタイプのみかんですが、薄皮の柔らかさと大粒の果肉が程よくマッチしており、食べごたえのある種類です。

1月下旬になると糖度が最も高くなり食べ頃ですが、大量生産されている種類ではありませんので、なかなか手に入りづらいです。

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