「旅は道連れ 世は情け」の意味や由来|例文も紹介

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旅は道連れ世は情け、一人でする旅よりも一緒に旅をしよう。 などと使われる「旅は道連れ世は情け」という言葉をご存知でしょうか。 テレビやラジオなどでたまに聞くことはあっても、よくその言葉の意味が分からないと言う方は多くいます。

そこで今回は旅は道連れ世は情けという言葉の意味と由来を説明します。 上手に「旅は道連れ世は情け」を使うことでコミュニケーションを取れることが出来ますし、今後の生活に役立つこともありますので、是非ご覧下さい。

「旅は道連れ 世は情け」の意味

一人で旅をするよりも、誰かと一緒に旅をすると助け合えたり、心の支えとなったりと心強い様を言います。 また、人情を持って生活することで、人と人の繋がりが大事なことも意味します。

現代では失われがちですが、他者とのコミュニケーションの形成で非常に大事な「人情」を表したものになります。

「旅は道連れ 世は情け」の由来


出典:Wikimedia Commons

旅は道連れ世は情けの由来は、江戸時代に浅井了意の著である「東海道名所記」に記述されたことに由来します。 江戸時代は現代と違い、情報流通が大変少ないものでした。 また、公共機関の電車やバスなどがなかった時代ですので、徒歩による旅行は今とは比べ物にならないほど困難が付き纏い、江戸時代では一人で旅行することは難しいものとされていました。

そこで、旅をする上で一人では解決出来ない問題や、世情などを知るために一人で旅をするよりも、誰かと一緒に旅をした方が良いと言われた時代背景があります。

「旅は道連れ 世は情け」の例文

この旅は道連れ世は情けという言葉を使う場面をご紹介します。 一人で旅行に行った際に、同じように一人で旅行をされてる方もおられると思います。 同じ旅先で、何かの拍子で意気投合した時に「旅は道連れ世は情けと言いますし、明日は一緒に観光巡りをしませんか?」という風に使うことが出来ます。

また、誰かを旅行に誘いたい時にも「旅は道連れ世は情けだから一緒に温泉に行かないか?」と言う使い方も出来ます。 一人で行く旅行は不安や心配がつきものですので、誰かと一緒に旅行に行くことでその不安を和らげたい時に使うと良いでしょう。

また、一人で旅行に行くよりも誰かと一緒に旅行をした方が楽しさ増えます。思い出作りは年月が経っても大事なものですので、是非とも旅は道連れ世は情けを使って一人旅行ではなく、誰かと一緒に旅行されると良いでしょう。

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