伝統文化を見て触れる、盛岡手づくり村の魅力とは?

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何気ない日常の中で皆さんは、日本文化に触れることはありますか?

何かと忙しい現代人は文化に寄り添って暮らす余裕がない方も多くいると思います。そんな方におすすめなのが文化体験型の施設やテーマパークなどです。

今回、ご紹介するそんな体験型のおすすめ施設は、岩手県にある「盛岡手づくり村」です。

盛岡手づくり村とは


出典:写真AC

盛岡手づくり村とは、一体どんな施設なのでしょうか。その魅力をお伝えしていきます。

「盛岡手づくり村」は盛岡を代表する観光施設です。ここでは、様々な体験をできる施設や工房があります。盛岡特有の文化に触れたり、特産物などを自分で作ってみたりなどの体験ができるのです。

各工房の作業風景も、もちろん見学できます。盛岡の地場産業を「見る」、「触れる」、「作る」をコンセプトとして実際に体験し、文化を体験することができる施設として人気を集めています。

盛岡手づくり村は大きく分けて3つのゾーンにわかれています。

1.盛岡地域地場産業振興センターゾーン

このゾーンは「盛岡地域の地場産業」を振興させることを目的としたゾーンになっています。ここの運営は、岩手県と盛岡市が中心となり、近隣の町村と商工団体、地場産業界で組織した財団法人が行っています。

2.工房ゾーン

このゾーンでは、盛岡の一流職人達が実際に本物の「ものづくり」を行っています。もちろんこのゾーンの「売り」でもある「ものづくり体験」ができます。

「ものづくり体験」は、一流の職人直々にてほどきを受けることができるのです。体験作業を通して、職人さん達とお話しすることもでき、交流を深めることができます。

盛岡手作り村の顔として、人気の高いメインスポットなのが、この「工房ゾーン」というわけです。工房は全部で15工房あります。あなたも気になる工房かあれば、ぜひトライしてみましょう。

3.南部曲り家ゾーン


出典:写真AC

このゾーンは、盛岡に古くから伝承される「南部曲り家」を移築した家屋があります。盛岡手づくり村にある曲り家は200年ほど前に建てられたものです。

この曲り家は農業が盛んだった南部独特の建物です。現在では見ることができない貴重な建物で藁葺き屋根や囲炉裏など時代劇やテレビ、映画でしか見たことのない建物は、実物を見ると感動を覚えます。

このように様々な施設とゾーンがあり、1日だけでは見切れないほどいろいろあります。盛岡手づくり村の基本情報をまとめてみました。

盛岡手づくり村


出典:写真AC

住所:〒020-0055岩手県盛岡市繋尾入野64-102
最寄り駅:小岩井駅から徒歩約37分
営業時間:月~日08:40~17:00
定休日:年末年始
公式サイト:http://tezukurimura.com/main
アクセス:JR盛岡駅から繋温泉行、または繋経由鶯宿温泉行のバスを利用して約30分「盛岡手づくり村前」下車。

入場料金は無料となっていますが、それぞれの施設や体験には別途料金がかかります。では、次からはそれぞれの「ものづくり体験」について、詳しく説明していきます。

盛岡手づくり村の体験①

南部せんべい手焼き体験

盛岡手づくり村で南部せんべい(盛岡せんべい)の手焼き体験をすることができます。

なんと言ってもこちらの体験の醍醐味は、普段食べることのできない自分で焼いたアツアツ、ホクホクの南部せんべいを食べることができることです。

作るプロセスもとっても楽しいのですが、それだけでなく食べても美味しい、2重に楽しめる体験です。盛岡手づくり村を訪れた際には、おすすめの体験です。時間はたったの3分でできます。料金は、せんべい一枚で100円です。

盛岡手づくり村の体験②

南部鉄器作り体験


出典:写真AC

盛岡手づくり村で人気が高く、伝統工芸品でもある南部鉄器。入念な手作業によって作られる南部鉄器を作る職人の作業を間近で見られます。また、工房には伝統工芸士も在籍しています。

盛岡手づくり村の体験③

南部系こけし絵付け体験


出典:写真AC

産地によって形に特徴がある「こけし」。こちらの「こけし」は「南部系こけし」です。その絵付けの体験ができます。こちらは一時間ほど時間がかかり、個人ではできません。団体のみでの受付です。

盛岡手づくり村の体験④

金のベココ作り体験

盛岡手づくり村の木工体験では「金のベココ」を作ります。道具はくぎやのりを使います。「金ベココ」は幸運と商売繁盛のマスコット。時間は約60分。料金は一名2,200円です。

盛岡手づくり村の体験⑤

盛岡冷麺手作り体験


出典:写真AC

盛岡の美味しい物として全国的にも有名なのが、「盛岡冷麺」です。盛岡手づくり村では、その冷麺を手づくりで作って美味しくいただけます。

生地をこねるところからはじまり、麺を作り、ゆでて水洗いし、具材をトッピング、スープを入れれば出来上がり。お手製の冷麺をお楽しみ頂けます。約20分かかり、料金は1人972円です。

盛岡手づくり村の名物

盛岡手づくり村の名物であるのが「なんじぇら」です。オリジナルのアイスである「なんぶジェラート」を略して愛称としたのが「なんじぇら」。南部せんべいにジェラートを挟み込んだ斬新なアイデアのアイスです。

価格は、一個250円。種類は、いちご、アロニア、パンナ、抹茶などがあります。お取り寄せもできますよ。ぜひ、ご賞味ください。

盛岡手づくり村で新しい発見を

伝統と文化を知り、体験することによって感じることのできる施設で、大人から子供まで楽しみながら学ぶことができる「盛岡手づくり村」に、ぜひ一度行ってみてください。きっと新しい発見がありますよ。

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