国内旅行おすすめスポット7選【伝統工芸巡り】アクセス・体験費用

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旅行は行きたいけど、行き先が多すぎて、どこへ行けばいいのかわからない…なんて人もいるのではないでしょうか?

海外旅行もいいものですが、国内旅行でも行く先々で思い出に残るものづくりができるおすすめの場所がたくさんあります。

でも、国内旅行といっても、まだ行き先が多すぎてどこに行こうか迷ってしまいますよね。そんなときは、「ものづくり」をテーマにして伝統工芸の名産地に行ってみるのはいかがでしょうか。

今回は、国内旅行でぜひ行きたいおすすめスポットを紹介していきます。

【富山県】鋳物の産地


出典:HANBUNKO

まずは富山県高岡市です。こちらは鋳物の産地として有名な場所になっています。

鋳物とは金属を溶かして金属製品を作るという伝統のある工芸品です。日本では鎌倉時代に誕生したと言われるほど歴史が長い製品です。砂で型を作り、そこに金属を流し込むという歴史のある製法を直に体験することができるようになっています。

この高岡にある様々なモノづくりが体験できる複合施設「HANBUNKO」では、鋳物作りを体験することができるようになっています。体験に参加する際は事前の予約が必須となっているので忘れないようにしましょう。

参加料金は4,000円になっています。

また高岡ではこれ以外にも日本三大仏に認定されている高岡大仏や国宝にもなっている瑞龍寺、歴史ある町並みを散歩できる金屋町など歴史を感じることができるスポットが各地に存在しています。国内旅行で古き良き日本を感じたい、という人には高岡はおすすめです。

「HANBUNKO」店舗情報

住所 〒933-0914 富山県高岡市小馬出町63
アクセス 万葉線「坂下町駅」より徒歩5分
電話番号 0766-50-9070
営業時間 11:00~18:00(土曜・日曜・祝日のみ営業)
サイトHP http://hanbunko.org/

体験情報

体験費用 体験時間 受け入れ人数
錫のぐい呑みを作る鋳造体験 4000円+税 約2時間~ 2~5人
すずテトを作ろう 10000円+税 約2時間~ 特になし。※中学生以上
螺鈿細工体験 4500円+税 約1時間30分~ 2~6人
※螺鈿細工体験に関しては、製作終了後に仕上げるため手元に届くまで2週間~1か月かかります。

【石川県】金箔の産地


出典:箔一

続いての国内旅行のおすすめスポットは石川県金沢市です。こちらは金箔の名産地です。

金沢市にある有名な金箔メーカーが「箔一」です。こちらでは金箔を用いた工芸品を作る体験を味わうことができるようになっています。箔一は金沢市内に複数の店舗があり、それぞれ違った金箔を用いた体験ができるようになっています。

本店である「箔巧館」では簡単なものから名人コースと言われる難しいものまで豊富なコースがあります。

また「かなざわ 美かざり あさの」では、子供でも楽しめるような簡単なものが用意されています。参加する人に合わせて参加する場所を決めてみましょう。

箔巧館は予約が必要ですが、あさのは空いていれば予約なしでも体験ができるようになっています。料金は作るものによって500円から2,000円になっています。

国内旅行の行き先としてはメジャーな金沢ですが、金箔を用いた体験ができるなんて贅沢ですよね。

金沢にはほかにも、金箔の博物館、金沢市立安江金箔工芸館、日本三名園の一つ・兼六園など、立ち寄りたいおすすめスポットが盛りだくさんです。

「箔一」店舗情報

住所 〒921-8061石川県金沢市森戸2丁目1-1
アクセス JR金沢駅より車で15分、北陸自動車道金沢西ICより5分
バス 北陸鉄道路線バス「新金沢郵便局前」バス停より徒歩約10分
電話番号 076-240-8911
営業時間 9:00~18:00(年中無休)
サイトHP https://kanazawa.hakuichi.co.jp/shop/hakukoukan.php

体験情報

「見習いコース」

体験費用 体験時間
絵はがき1枚 500円 約10分
お箸一膳 800円 約20分

「名人コース」

体験費用 体験時間
ちりめんコースター 800円 約20分
梅皿 1000円 約20分
ミニトート 1200円 約30分
キャンドルポット 1200円 約25分
小物入れ 1500円 約35分
姫手鏡 1500円 約35分
丸型トレー 1800円 約35分

「仙人コース」

体験費用 体験時間
お箸一膳 1000円 約30分
梅皿 1200円 約40分
キャンドルポット 1500円 約30分
姫手鏡 1800円 約40分
小物入れ 1800円 約50分
丸型トレー 2000円 約50分

【福井県】眼鏡の産地


出典:写真AC

福井県鯖江市、こちらは言わずと知れた眼鏡の産地として有名な土地になっています。鯖江市ではなんと自分の眼鏡を作るという、眼鏡作り体験をすることができます。

旅行のついでに新しい眼鏡が手に入るというのは、なんだか特別な体験をしたように感じられますよね。

JR鯖江駅から徒歩10分のところにあるその名も「めがねミュージアム」では、眼鏡の歴史を知ることができる博物館から、眼鏡作りを体験できるコーナーまで、様々なアクティビティが用意されています。もし眼鏡作りに参加したい場合には、参加日の6日前までに予約を行ってください。

料金はフレーム製作が18,900円、レンズは別売りになっています。いつも眼鏡をかけているという人は手作りしてみるというのもおすすめです。

鯖江市では漆も有名であり、職人の工房を直に見ることができるうるしの里会館、四季折々の花が楽しめる西山公園など、めがねミュージアム以外にもたくさんのおすすめスポットがあります。

国内旅行の行き先としてはマイナーかもしれませんが、鯖江市は日本の伝統を感じることができる街です。ぜひ、行ってみてください。

「めがねミュージアム」店舗情報

住所 〒916-0042福井県鯖江市新横江2-3-4
アクセス 電車 JR鯖江駅徒歩約10分
北陸自動車道鯖江ICから車約2分
電話番号 0778-42-8311
営業時間 10:00~19:00
サイトHP https://www.megane.gr.jp/museum/

体験情報

体験費用 体験時間
めがねストラップ作り 500円(税込) 約1時間
めがね手作り教室 18,900円(税込) 5~7時間

【福井県】和紙の産地


出典:写真AC

続いても福井県の国内旅行でおすすめの観光スポットです。福井県の越前市、こちらはあの越前和紙が有名な場所です。室町時代から続くと言われている越前和紙、そんな越前和紙を一から作る体験ができるスポットが越前市にはあります。それが越前和紙の里の中にある「パピルス館」です。

こちらでは和紙を用いた色紙判やうちわ、ランプシェードなどを作ることができます。予約は必要なく、いつでも楽しむことができるようになっています。料金は500円から2,800円です。

この越前和紙の里ではこれ以外にも紙の文化博物館、散歩道としてもおすすめな和紙の里通りなど見どころが多くあります。ここだけで1日楽しめるほどです。

ほかにも、季節によりますが越前ガニなどを楽しむこともできますので、国内旅行の際にはぜひ検討してみてください。

 「パピルス館」店舗情報

住所 〒915-0232 福井県越前市新在家町8-44
アクセス JR「武生駅」より福鉄バス「南越線」和紙の里行き・赤坂行き「和紙の里」下車
電話番号 0778-42-1363
営業時間 9:00~16:00
サイトHP http://www.echizenwashi.jp/features/papyrus.html

体験情報

体験費用 体験時間
色紙判 500円(1枚) 20~40分
はがき判 800円(4枚)・500円(2枚)
コースター判 800円(6枚)
名刺・しおり判 1000円(10枚)
中判(27cm×39cm) 100円(1枚)
大判(35cm×66cm) 1800円(1枚)
うちわ(キット込) 1300円(1枚)
ミニうちわ(はがき判・キット込) 1100円(1枚)
あかり(ランプシェード・キット込) 2800円

【岐阜県】美濃焼の産地


出典:写真AC

続いてのおすすめ国内旅行スポットは岐阜県にある多治見市、こちらは美濃焼と呼ばれる陶芸が盛んな地になっています。

JR多治見駅からタクシーで約10分のところにある、美濃焼について知り、楽しむことができる施設が「セラミックパークMINO」です。パーク内にはお手頃な価格で購入できる美濃焼が並んでいるショップ、美濃焼の魅力をもっと知ることができる展覧会、そして作陶館では美濃焼作りを楽しむことができる作陶体験ができるようになっています。

予約は必須ではありませんが、人数が多いと参加できない場合があるので、確実に参加したい場合には予約をしてからの体験をおすすめします。

陶器に上絵を焼き付ける簡単なコースからロクロを使った技法やタタラ技法と呼ばれる方法を用いるコースなど3種類、好みに合わせて選んでみましょう。料金は800円から3,100円になっています。

多治見市にはその他にもおすすめできる観光スポットがあります。「多治見市モザイクタイルミュージアム」はタイルをテーマにした日本でも珍しいミュージアムです。特徴的な外観を見るだけで行って見る価値はあります。

歴史のあるお寺・永保寺観音堂は国宝にも指定されており、国内旅行の際には、寺好きならばぜひ立ち寄りたいおすすめのスポットになっています。

「セラミックパークMINO」店舗情報

住所 〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5
アクセス 東海環状自動車道 土岐南多治見ICより約5分・中央自動車道 多治見IC(小牧JCT経由)より約10分
電話番号 0572-28-3200
営業時間 8:00~21:00
サイトHP http://www.cpm-gifu.jp/wp/

体験情報

体験費用 体験時間 お渡し
上絵付けコース 800円~1,500円 約1時間 約4週間後
作陶コース 大人 1,000円 約30分~1時間 約8週間後
子供(中学生以下) 800円
ロクロフルコース 3100円 約7.5時間 約4週間後
タタラフルコース 3100円 約5時間 約4週間後

【岡山県】デニムの産地


出典:写真AC

つづいては岡山県倉敷市です。こちらはなんと、デニムの産地として有名な観光地になっています。「倉敷・児島ジーンズストリート」というジーンズショップが立ち並ぶエリアもあり、ジーンズ好きの方におすすめの街です。

倉敷市児島にはジーンズ作りを体験できるスポットもあります。それが「ベティスミス体験工場」です。予約は必須ではありませんが、国内旅行シーズンなどの場合はしておいたほう安全です。ジーンズ作りでは素材選びから、豊富なジーンズからこれだというものを選びましょう。聞けばおすすめを教えてもらうこともできます。

リベット打ちも体験することができ、自分だけのジーンズを自分で作ることができるようになっています。完成したジーンズはそのまま履くこともできますよ。体験料金は7,000円から、そこにジーンズ代金が別途必要です。

国内旅行で岡山に行く際にはあの童話桃太郎のルーツにもなったと言われる鬼ノ城や、近代美術を集めた大原美術館など、ほかにも立ち寄りたい見どころが満載です。

「ベティスミス体験工場」店舗情報

住所 岡山県倉敷市児島下の町5丁目2-70
アクセス 児島駅から車で8分
電話番号 086-473-4460
営業時間 9:00~18:00(12月~3月は9:00~17:00)
サイトHP http://betty.co.jp/

体験情報

体験費用 7000円+税~
体験時間 約1時間

【佐賀県】有田・焼き物の産地


出典:写真AC

最後に紹介する国内旅行で物作り体験ができるおすすめスポット、それは佐賀県伊万里市有田です。こちらはあの伊万里焼・有田焼で有名な場所です。その中でも「矢鋪與左衛門窯(やしきよざえもんがま)」では、内山の技法と言われるロクロだけで型を作る伝統的な技法での磁器作りを体験することができます。

この技法は伝承されている職人が少なく、体験できる場所は貴重です。体験したい際は事前に予約をしておくようにしてください。料金は飯碗制作が3,000円から、抹茶碗作りが10,000円からになっています。

国内旅行で伊万里市有田に行ったら見ておきたいその他のおすすめスポットとして挙げられるのは、まずは「有田ポーセリンパーク」です。大きな宮殿が目印のこの場所は酒と酒器がテーマになっており、大人が楽しめるテーマパークになっています。

また、田舎ならではの風景に癒やされたいという人は少し足を伸ばして蕨野の棚田に行ってみるのがおすすめです。国内旅行で訪れた際には、緑に囲まれた雄大な棚田をぜひその目で見てみてください。

「矢鋪與左衛門窯」店舗情報

住所 〒849-4146佐賀県西松浦郡有田町岳
アクセス 大木駅より車で14分
電話番号  0955-46-4925
営業時間 8:00~17:00
サイトHP http://yozaemongama.com/index.html

体験情報

コース 種類 体験費用
ろくろ体験 飯碗 3,000円~
抹茶碗 10,000円~
絵付け体験 湯呑 1,500円~

ものづくりが根付く土地を旅しよう

国内旅行で行ってみたいものづくり体験ができるスポットを紹介しました。

旅行先では何かを見るというのもいいですが、手を動かして何かを作るという体験も楽しいですよね。国内旅行に行く際はモノ作りのプランを折り込むのもいいのではないでしょうか。

その土地の文化に触れて実際に作ってみるというのは、今までにない新たな発見がありおすすめです。本記事で紹介したような「ものづくり」をテーマとした国内旅行でも、日本の新たな一面を見つけられるのではないでしょうか。

国内旅行先に迷っている場合には、ぜひ本記事で紹介したおすすめの場所を参考にしてみてくださいね。

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