西洋画家にも影響を与えた浮世絵の魅力│歴史や著名な絵師を紹介

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有名な浮世絵師④

東洲斎写楽

江戸時代中期の浮世絵師です。 謎を多く残したミステリアスな絵師として知られています。約10か月という短期間に役者絵、その他の作品を版行した後、忽然と画業を絶ち、姿を消したとされる謎の絵師です。

作品数は145点余の作品を版行しています。 代表作として、「市川蝦蔵の竹村定之進」、「三代坂田半五郎の藤川水右衛門」などがあります。

浮世絵の影響を受けた海外の画家・マネ

1800年代のフランスで活躍した画家です。 マネはジャポニズムからの影響を強く受けています。 当時の作家は浮世絵に強く影響を受けていることが多く、マネもそのひとりでした。 マネはジャポニズムと西洋絵画の挾間で非難を浴びた絵画「オランピア」で注目を集めました。

浮世絵の作成工程①

彫りの工程

浮世絵の作成工程のひとつとして「彫り」があります。 浮世絵には下絵を描く、版木を彫る、紙に摺るという大きな3つのプロセスがあります。 それぞれの工程はそれぞれの職人が専門職として担当し、分業化されています。「絵を描く専門家 = 絵師」「版木を彫る専門家 = 彫り師」「紙に摺る専門家 = 摺り師」と呼ばれています。

そして、この二つ目の工程にあたるのが「彫り」の工程です。絵師による下絵が出来上がると彫り師の出番となります。下絵の線に忠実に版木を彫っていく作業です。彫りの場合は版木が複数枚必要なこともある為、通常は一人で行うのではなく、何人かで分担して作業を行います。

分担の仕方は、職人の力量に合わせて決められます。 重要な部分に関しては熟練した職人が行い、背景などは経験の浅い職人が行うのが通例となっています。熟練の職人をサポートするアシスタント的な立場の何人かで作業を行います。

浮世絵の作成工程②

摺りの工程

次に版木が仕上がると、最後の仕上げは摺り師が行います。 版木に色を乗せて紙に摺るという作業になります。この工程もただの単純作業ではなく、熟練の技術が必要とされます。 顔料やその乗せ方と微妙な摺り加減によるグラデーションの表現は、摺り師の高い技術が必要とされます。

浮世絵はカラーの多色刷り印刷となります。つまり摺る色ごとに版木を変えて一色ずつ重ね摺りすることとなります。その為位置が合わずに色がズレてしまっては、これまでの作業が台無しとなってしまうため注意が必要です。

こうしたいくつかの工程により、やっと浮世絵が完成するのです。

日本の伝統芸術・浮世絵の魅力

江戸時代から続く日本の伝統芸術である浮世絵は、世界からも認められる芸術です。その艶やかな浮世絵の技法を今後も伝承していく職人は、文化の担い手として重要な役割を持っています。現代にもその技を受け継ぎ、浮世絵を制作する職人が存在します。その手の込んだ細かい技術は、並の人間がまねできるものではありません。

浮世絵ができあがるまでの過程は美術館などでも学ぶことができるので、興味があればぜひ足を運んでみてください。

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