花魁体験ができるスポット4選(京都)|舞妓体験との違いや歴史も

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京都といえば舞妓さんは有名ですよね。京都の街を歩くと時折見かける舞妓さんの姿に、女性もつい見とれてしまいます。綺麗なお化粧や着物を着て日本の和の美しさを体験してみたいという思いを持つ女性は実に多いのです。しかし実は、舞妓さんと同じく花魁体験を好む人も多いようです。

花魁には、舞妓さんの純情可憐な姿とは異なる妖艶な美しさがあります。舞妓さんの可愛さではなく、花魁の艶やかなキレイさが女性受けしており、普段の自分とは違う自分になれるという変身願望を叶えてくれる花魁体験が大変人気となっています。今回は京都で花魁体験ができるスポットを紹介します。

花魁とは


出典:写真AC

花魁(おいらん)とは、江戸時代に存在した吉原遊郭の遊女のことです。

遊女は、容姿や素養(舞踊・和歌・華道・茶道・茶道・琴・三味線など両家の子女の嗜みとされていたもの)の良し悪しで上から「太夫」・「格子」・「局」・「端女郎」・「切見世女郎」と階級が細分化されており、最上位の階級に位置していた「太夫」を「花魁」と呼ぶようになります。

花魁の客としてふさわしいかどうかは花魁自身に認められる必要があり、客は遊郭で豪遊できる金銭力と力があることを示す必要がありました。花魁と一夜を過ごすには段階があり、顔見世から始まって3回ほど通った後、ようやく一夜を共にする事ができるとされていました。そんな花魁を是非、花魁体験を通して知りたい!という方が増えています。

花魁の歴史

花魁と京都の関係の歴史は江戸時代にまで遡ります。かつて日本には最大規模を誇る江戸の吉原遊郭のほかに京都の島原遊郭・大阪の新町遊郭の三大遊郭がありました。島原遊郭は吉原遊郭と同様遊女の階級があり、最高位であった「太夫」つまりは花魁も存在していました。

しかし、吉原遊郭と島原遊郭には大きな違いがありました。それは吉原が女人禁制であったのに対し島原は誰でも入ることができ、料亭として食事などを楽しむことが出来たことです。

ちなみに土方歳三などの新選組がよく通っていた角屋が遺構として残っているので、気になった方はぜひ足を運んでみるといいでしょう。

花魁体験と舞妓体験の違い


出典:写真AC

舞妓体験と花魁体験では、そのスタイルに大きな違いがあります。

舞妓さんは、実際の舞子さん同様のメイクと着付けをして写真撮影したり、舞妓さんの姿で京都の街を散策したりなどして楽しむことができます。

一方花魁体験は、メイクは現代メイクに、着物も現代風の小悪魔風なものが多くなっています。花魁体験にも舞妓体験にも、写真撮影があります。

舞妓体験は実際の舞妓さんと同じような姿を再現するのに対し、花魁体験はより華美に、現代風花魁体験として行っていることがほとんどです。つまり「もしも現代に花魁さんがいたら」とのコンセプトのもとで花魁スタイルを作っているのです。また舞妓さんと違い、花魁体験では外には出られないお店がほとんどです。

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