渡米の前に、日本とアメリカの手土産文化の違いとは

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どこへ行くのにも手土産を持参するのが大好きな日本人ですが、意外と海外の人たちは手土産に対してクールだったりします。アメリカではそもそも手土産という文化があるのか?またあるのなら、どういったものを持って行くのがよいのか?素朴な疑問についてお答えいたします。

アメリカのお土産文化

アメリカの手土産文化は、実は日本のように定着していません。知人のお宅を訪問する際も、手土産を持たずに手ぶらで行くのが普通です。あくまでゲスト自身が来てくれることを重視します。

覚えておきたい文化の違い

日本のように手土産によさそうなお菓子の詰め合わせなどは、現地で見つけるのが困難です。

また、ラッピングに対する考えも日本と異なります。日本ではギフトを開ける際、人からもらったら目の前で開けるのは失礼にあたることがありますが、アメリカの場合はその場で開けてハッピーな顔を見せる方が喜ばれますし、開け方も丁寧にテープをはがすのではなく、豪快にビリビリ破るのが一般的です。

シンプルで楽な一面も

その点、もしも手土産を持参することになっても、買ったものをそのままむき出しで持参しても全く問題ないありません。持参したいのであれば相手が喜びそうなものを持って行けば良い、という単純思考で大丈夫です。

アメリカへ出張の際のおすすめの手土産

アメリカでは職場においても手土産を持参する文化が無いので、手ぶらで問題ありませんが、日本人であるということを強調したり、日本文化として手土産文化を紹介して話題を作るという目的であれば、ビジネスにも有効でしょう。

こうした場合は、日本のちょっとしたお菓子が喜ばれます。アメリカではあまり販売されていないような味の方が話題性があってよいかもしれません。ただ、あまり大きいと口に合わず食べきれないことがあるので、一口サイズのものがおすすめです。

甘い豆に注意

今までアメリカ人に食べてもらってほとんどの人が難色を示したのが小豆を使ったお菓子です。日本の和菓子にもよく登場するあんこですが、アメリカ人は豆料理をよく食べるので、甘い豆というのが肌に合わないようです。もちろん人によると思いますので、あえてチャレンジしても良いかもしれません。

アメリカでホームステイの際の手土産

ホームステイをすることになった場合にも何を持って行こうと悩む方が多いですが、私的には手土産は必要はありません。ただ、どうしても持参したいという場合には、好き嫌いに関係なく食べられるものや、消耗品がおすすめです。

日本のスーパーで買うことができるスナック菓子などが喜ばれます。特に日本語表記がはっきりしているパッケージが人気です。

中には飾り物や置物を手土産とする方もいますが、アメリカのインテリアに合わないため、置き場所に困るということも考慮に入れましょう。ありがた迷惑になるのはお互いにとってよくありません。

アメリカでお呼ばれの際の手土産

アメリカでホームパーティーなどに呼ばれた場合、何を手土産にしたらよいかという声をよく聞きますが、これもまた手ぶらで問題ありません。アメリカでは「ポットラックパーティー」と呼ばれる、料理の持ち寄りパーティーもありますが、そうでない場合はたとえお宅に訪問する場合でも手土産の必要はありません。

どうしてもという場合は、日本酒やワインなどパーティーで消費できるものが良いでしょう。ホストだけに送るという習慣はありませんので、その場の全員でシェアできるものがおすすめです。

一番のアメリカの手土産はスマイル

アメリカには手土産文化がありませんので、大切なのは「スマイル(笑顔)」です。手土産で悩んだり、これでいいのかなと考えるくらいなら手ぶらが一番です。物よりもコミュニケーションで相手を喜ばせることができれば最高ですが、英語に自信がないなどの場合は、手土産をうまく利用して会話を広げてもよいかもしれません。

文化の違いを土産話にするには、【英語で言うとシリーズ】を読んでみるのもおすすめです。日本特有の文化を英語で紹介できるような珍しい記事になっております。ぜひご覧ください。

 

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