皆さんは「シルクホースクラブ」という会社をご存知ですか?
競馬好きの人ならピンとくるかもしれませんが、それ以外の人にはそれほど馴染みのない会社かもしれませんね。はじめて聞いたという人もいるでしょう。
会社名が示す通り「馬」関連の会社であることは、想像がつきますね。 今回はそんな「シルクホースクラブ」について解説します。
シルクホースクラブとは?
「シルクホースクラブ」は、競馬の世界の仕事をする会社です。 役割的には、馬が好きな人たちのコミュニケーションを繋ぐ仕事をしているといったところでしょうか。 馬に直接関わる仕事というよりも、馬をとりまく人達に向けて、様々な取り組みを行っている会社になります。
シルクホースクラブのサービス
では具体的に「シルクホースクラブ」がどのような活動やサービスを行っているか、説明しましょう。
「シルクホースクラブ」は、 JRA(日本中央競馬会)で走る競争馬をファンドとし、競争馬1頭につき、その権利を500口に分割し出資者を募るサービスシステム「一口馬主」を運営しています。しかし「一口馬主」とはどういうものなのでしょうか?
通常、馬1頭の馬主になるには相当額の資金が必要になります。つまり馬主になれるのは一握りの富裕層だけというのが現実です。 しかし「一口馬主」の制度であれば、多くの人が分割して協同出資することにより馬主となることが可能となります。1頭あたりの一人あたりの投資金がわずか数万円で済むことから、競走馬の出資者になりやすくなります。
「一口馬主」の事業をおこなう会社は「シルクホースクラブ」以外にもにいくつか存在します。しかし 分割500口という条件を設定をしている業者は他にないことから、誰もが気軽に馬主になれるというメリットがあります。 この為、学生の方でも複数の馬主になっている方がいます。
また、馬好きのコミュニティをの盛り上げるための活動も積極的に行っています。ウェブサイトにてクラブに所属する馬や、クラブの各種イベントなどの情報発信を行っています。
馬主ってどんな存在?
「馬主」というのは、どのような存在になるのでしょうか。 一般的に競馬というと、単にギャンブルではないかと思われる方もいるでしょう。しかし競馬には、レースというギャンブル的・ドラマ的側面とは別にもう一つ、投資としての側面とがあります。
馬主には、出資した馬がレースで勝てば分配金が入ります。そのため、投資の一環として馬主になる人もいます。 しかし馬主の本意には、出資した馬を応援したい、その馬の成長を見守っていきたいという情熱があります。 つまり、馬主は出資している馬のサポーターとしての存在であると言えます。
馬主を虜にさせる馬の魅力
過酷なレースを闘い抜く競走馬を作るには、多くの人の手が必要です。
育成牧場の運営者、トレーニングセンターで競走馬を訓練する調教師、実際のレースで馬を操る騎手、そして勝つために馬を支援する馬主の存在。 これら多くの人の協力によって、競馬は成り立っています。様々な人々の思いを乗せた競走馬が週末のレースで活躍することは、関わる全ての人達の願いであるとも言えます。
レースを見ている馬主の気持ちも同じです。 馬主それぞれが、自分の応援する馬に対しての熱い思いがあるのです。
競馬とシルクホースクラブの関係性
馬好きの方が気軽に馬主になれるというシステムは、大変魅力あるものです。 その為、「シルクホースクラブ」の会員数は日増しに増加しています。
競馬ファンにとって、自分が馬主となっている競走馬が実際のレースで活躍する姿は感動と刺激を与えてくれるものですし、レースを見て競馬にかかわる人々の情熱に感化されれば、馬主になりたいと思う人も増えるでしょう。
まだ競馬を生で観戦したことがない人は、これを機にぜひ競馬場に足を運んでみてくださいね。