工場萌えって何?|非日常な造形美を持つ工場風景の魅力

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「工場萌え」って何?

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工場萌えは、工場独特の景色や景観を愛し、好んで工場や工業地帯などに赴き、観賞を楽しむ行為を指します。

工場には日常生活であまり見ることのできない配管やタンク、煙突があります。これらの重厚な構造物が織りなす、工場でしか味わえない、構造美に魅了される方も少なくありません。

夜になると、それらの構造物がライトアップされ、幻想的な光景を楽しむことができます。

工場に勤務していない人でないと、まじまじと工場内の構造物を眺めることもないでしょう。しかし、一度その様子を見ると、その構造物の劣化により想起される歴史観や時代背景と共に、その造形の美しさに心奪われるのです。

そのようにして、工場に魅了された人が「工場萌え」な人々なのです。

工場萌えの第一歩、どうやって工場を眺めるのか

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工場を眺める際には、まずは昼の工場を見ることをおすすめします。

それは、明るい時間帯に工場の全景を把握し、イメージをつかむことで、他の楽しみ方をより楽しめるようになるからです。

また、工場を見る際は近くで見るのもいいですが、工場の全景が見えるところの方が、工場だけではなく、その工場がある街や自然との対比が楽しめるのでおすすめです。

昼の工場を楽しんだら、ぜひ同じ場所から工場夜景を眺めてみてください。明るい時間の工場と違い、暗い中で輝き、稼働し続ける工場の非日常感とその美しさに圧倒されます。

また、より非日常感を楽しみたいのであれば、海の上から工場を見ることをおすすめします。

海側から工場を見ることにより、工場と街や自然との共演をより大パノラマで見ることができます。

代表的な工場萌えスポット紹介①

川崎/京浜工業地帯

「川崎」と「工場」というキーワードで何を連想しますか?

川崎は日本でも有数の工業地帯である「京浜工業地帯」があります。京浜工業地帯では、積極的に工場夜景を楽しむためのバスツアーやクルーズが行われていて、工場萌えな方々が手軽に工場夜景を楽しむことができるのが魅力です。

過去には公害が起こり、マイナスなイメージを持つ方もいましたが、今では工場夜景を楽しむことができる観光スポットとして脚光を浴びています。

川崎には、工場萌えが楽しめる場所がたくさんあります。

中でも、千鳥町はより近くで工場の構造美を楽しめることから人気のスポットになっています。

他にも、浮島地区や水江町地区、扇町地区などがあり、中でも日没時の東扇島の光景は、工場夜景と夕闇、そして海のコントラストが美しくとてもおすすめです。

代表的な工場萌えスポット紹介②

四日市/うみてらす14・霞ヶ浦緑地

三重県の四日市は、工場萌えの聖地ともいわれる迫力ある工場風景を楽しむことができます。

四日市で工場風景を楽しむなら、うみてらす14がおすすめです。うみてらす14は四日市港開港100周年を記念して建設されました。

14階の展望室からの工場風景は圧巻で、特にその工場夜景は工場萌えする人なら一生に一度は見ておきたいほど、他にはない迫力と、風景を楽しむことができます。

うみてらす14からの工場夜景は、緑が多く、他の工場にはない雰囲気を楽しむことができます。

また、四日市には他にも霞ヶ浦緑地エリアという、海沿いの工場風景を楽しめるスポットがあります。波に揺れながら海に映る工場夜景は趣があり、気持ちを落ち着かせてくれます。

四日市の工場夜景はJR四日市駅から1kmほどのところにあるので、徒歩で15分ほど歩く必要がありますが、それだけで日本有数の迫力を持つ夜景を楽しむことができます。工場萌えを体験したい人は絶対に行くべきスポットです。

代表的な工場萌えスポット紹介③

福岡県北九州市/末広地区

工場萌えの間で話題の、北九州工場萌えスポットと言えば、「北九州アイアンツリー」でしょう。

北九州アイアンツリーは、新日鐵住金八幡製鉄所にある煙突で、その高さは205mにもなります。2013年に開催された工場夜景サミットをきっかけとして、北九州アイアンツリーという愛称の決定とともに、ライトアップが開始されました。

北九州アイアンツリーは数多い工場煙突群の中でもひと際高く、力強くそびえたち、北九州の工場風景の象徴的建造物ともいえます。

特に、小倉北地区末広からは海を挟んで煙突と空の自然の対比が際立ちます。夜になれば、海にかすんで映るライトアップされた、北九州アイアンツリーとその頂点から流れる煙、そして工場の明かりを映し出す夜空が、言葉にならない風景を織りなします。

小倉駅から徒歩20分ほどで観賞できる手軽さから、工場萌えだけでなく、工場観賞初心者からも愛されるスポットです。

代表的な工場萌えスポット紹介④

千葉県市原市/養老川臨海公園

養老川臨海公園は、海釣りスポットとしても有名です。ここは京葉工業地域に囲まれ、駐車場に車を止めて外に出ることなく、工場夜景を楽しめる手軽さがあります。

公園の半分は緑地であり、車から降りてもゆっくり夜景を楽しめます。

養老川臨海公園から、養老川をはさんで反対側に見られる石油系の工場は近未来的で、他の工場とは違う雰囲気を楽しむことができます。

また、この養老川臨海公園の風景の見どころは、昼の風景との対比にあります。夜のライトアップが多いため、昼間の風景との違いが大きく、時間をおいて観賞することでさらに感動させられます

コントラストを公園にいながら楽しめるので、移動が少なく、手軽に楽しめる工場萌えスポットです。

代表的な工場萌えスポット紹介⑤

北海道・室蘭市/夜景クルーズ

室蘭は北海道でも有数の工業都市で、全国の工場萌えも室蘭の工場夜景に注目しています。

特に全国的に有名なのが、JXエネルギー室蘭製造所です。室蘭の工場群の中でも、ひと際カラフルに輝き、24時間夜通しで点灯されています。

この風景を楽しむなら、夜景クルーズがおすすめです。3,000円ほどで、室蘭の名所である工場群や白鳥大橋などの夜景を楽しむことができます。

工場は夜景だけではなく、昼も楽しめる

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工場がきれいなのは、夜景に限ったことではありません。

先ほども述べたように、昼の工場にも昼にしかできない楽しみ方があるのです。工場夜景はその風景美が楽しみ方の中心でしたが、昼の工場の楽しみ方は、昼だからこそ見えるその構造美であり、その構造物の経年劣化から工場の歴史を感じることにあります。

工場の構造美を感じる心は、近年ブームになりつつある廃墟探索をする「廃墟美」を求める心に非常に近いものがあります。

場の構造物を見て、その工場の歴史に思いを巡らし、過去に思いをはせるのもよいでしょう。

構造美と歴史にも触れるのが真の「工場萌え」

工場と工房に興味を持つ方は、歴史を大切にするという点で共通項があると言えます。工房で伝統的な技術を引き継ぎ、未来へ残していくように、工場はその頑丈なつくりと経年劣化という形で刻まれた歴史によって、その街を、その地域を彩っていきます。

工場夜景という風景美だけでなく、構造美と歴史に触れたときに、真の工場の良さが垣間見えるのでしょう。

ぜひ工場萌えを体験しに、近くの工場へ足を運んでみてください。

工場萌えならぬ、工房萌え

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