アイドルのダンスなどが流行し、動画サイトなどで多くの人が振り付けを真似して投稿するようになるなど、ダンスが社会現象を引き起こすことが、昨今たびたび見られます。
時に大きな影響力をもつのがダンスです。そしてその振り付けをするのが振付師という仕事です。社会現象を起こすこともあることから、現代において振付師は社会に大きな影響を与えることのできる仕事ともいえます。
今回はそんな振付師という仕事を、気になる年収なども含めて詳しく紹介していきます。
振付師とは
振付師というのは芸能人やアイドルが踊る時に指南することが仕事になります。なので多くの人がイメージしている振付師と実際の振付師の仕事に、大きな違いはありません。
また、実際に振付師になるために特別な資格は必要ないですが、振付師になるためにはダンサーの経験がないといけないという現実があります。
振付師の仕事
実際に振付師がどういう仕事をするのかというと、その名前の通り歌手や芸能人などに踊りを教えるのが仕事となります。したがって振付師として仕事をしようと思った時は、振付師本人にはダンスや振り付けの才能が必要不可欠です。
また振付師というのは、テレビに出ている芸能人だけにその踊りの振り付けをするだけでなく、劇団や日本舞踊、PV、CM等々いろんな踊りを教えるのが振付師になります。
したがって、振付師の仕事は色々な業界で活躍できる仕事になります。しかし、そのためには自分自身も優れた踊り手である事は必須です。なのでどの業界で活躍する振付師は、その世界で一目置かれる存在が現役を退いてからなることが多いという現実があります。
振付師の年収/勤務体系/福利厚生
振付師として働こうと思った時に、気になる事に年収の問題があります。
誰を相手に踊りの指導をするかでもかなりその年収に差が出てきます。また、振付師のとしての能力でも変わり、一般的にインストラクターやダンサーも兼任しているという状況があります。
平均的な年収は大体400万円。もちろん、同じ振付師でも年収数千万円という人もいます。そういう人は稀ですが稼いでいる人は稼いでいるのが振付師です。
また、実際に振付師として働きたいけど安定もほしいので、どこかに雇ってもらいたいという人もいるかもしれません。
しかし、振付師という仕事の性質上、個人事業としてやっていく事になるのがほとんどです。なので福利厚生も期待はできないですが、その分能力があればいくらでも稼いでいけるのが振付師になります。
振付師のメリット、デメリット
振付師としてやっていくメリットは、それまでダンスが好きでやってきた人が年齢によって自分で満足のいくパフォーマンスができなくった時に、若いダンサーや芸能人に自分の踊りを教える事で、自分の代わりに考案した踊りを世の中に広めていく事ができるということです。
また逆に振付師として働くデメリットとしてあげられることは、いくらダンスの才能があっても、良い振り付けができても、それがそのまま収入に直結しないというのことがあります。
つまりどこでどういう人を相手に振り付けをするかでも収入にかなり違いが出てくることがあるという事です。その点はサラリーマンのように、みんな同じくらい稼げるという事はないです。
振付師に向いてる人、向いてない人
どういう人が振付師に向いているのかというと、もちろん大前提には踊りが好きでないといけません。そして人に振付指導をする才能があるかという点も重要になってきます。
この2つが揃っていれば振付師に向いているという事になります。
逆に振付師に向いていない人は、振り付け指導をする際に必要になってくるコミュニケーション能力が低いという人です。人に振り付け指導を行う以上、ただ踊りが好きなだけでは不十分です。
振付師の将来性
振付師の将来性はどの程度あるかという問題ですが、決して甘い世界ではないのですが、小中高の体育の授業でダンスが必修化されるなど、徐々にダンスが一般的になってきています。一般家庭の子供もダンススクールに通う機会が多くなってきたので、振付師の需要はこれから先も一定数あるのは間違いないです。
少なくとも振付師の仕事がなくなるような事は予想されません。
振付師になるには資格が必要?
振付師に特別な資格は必要ありません。必要なのは自分のダンスのスキルです。したがって誰かに弟子入りするようなことも必要ありません。
振付師には無限の可能性
ダンスには言語の壁がないため、才能が認められた振付師は日本国内だけにとどまらず、世界中で活躍できる可能性もあります。
たとえばドラマ「逃げ恥」などの振り付けで知られるMIKIKOさんはリオデジャネイロオリンピックの閉会式でダンスの振り付けを担当し、世界中から拍手喝采を受けました。
もちろん振付師として生活してくことは簡単ではありません。しかし、振付師は無限の可能性があるとても魅力的な仕事です。
当サイトは、伝統工芸・日本文化を、伝統工芸士や一流の職人さんから学べる体験プランも提供しております。元アクション俳優と兼業で女優をしているお二人が開催する古武道体験などもあります。詳細は下記のリンクをご覧ください。