卵かけご飯に合う「うに醤油」を作る愛媛の「宇和ヤマミ醤油」

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卵かけご飯に絶品と評判の「うに醤油」。つくっているのは愛媛の西予市にある醤油醸造の老舗「宇和ヤマミ醤油」です。古代赤米を使った「甘酒」や「黄金みそ」などファンが多い知る人ぞ知る逸品が揃います。

ヤマミ醤油がある卯之町は、昔ながらの町並みが残る風情ある町として知られています。素敵な町にある宇和ヤマミ醤油を今回は訪ねてみました。

うに醤油で有名・宇和ヤマミ醤油とは

愛媛県西予市卯之町にあり、明治時代から続く醤油醸造所です。手作業で作る麹を使用して昔ながらの天然醸造で醤油やみそを作っています。豊富な井戸水を使い丁寧につくられたお醤油や甘酒、お味噌はとても味わい深くて香りが芳醇です。さらに宇和の風土を活かした原料をつかっています。

古い町並みの中に懐かしさを覚える味のある店構え。また、おかみさんがとても親切で気さくに話しかけてくれます。

ヤマミのうに醤油はJALのメニューに採用

「うに醤油」はヤマミ醤油と西予市の三瓶町のウニ加工所「三好うに加工」のコラボでつくった醤油です。うに特有の濃厚な味が卵かけご飯にとても合います。また、JALの国際線のメニュー「うにの茶碗蒸し」にも採用されたそうです。

卵かけご飯以外にも、卵焼きの味付けや焼きおにぎり、ドレッシングやパスタ、冷奴などにおすすめ。刺身には白身魚のお刺身によく合います。850円とお値段ちょっと高めですが価値ある逸品です。

うに醤油だけじゃないヤマミ醤油のアルコールをつかわない甘酒も美味しい

ヤマミ醤油は、甘酒も有名です。お店に入るとおかみさんが、甘酒をサービスしてくれました。自然な甘みでとてもまろやかで、全く嫌味がありません。甘酒が苦手な方もこれを飲むと概念が変わるかもしれません。

宇和は愛媛の米どころとして知られています。そのお米を使って、昔ながらの製法で作っています。原料は、米と麹だけ完全無添加。アルコールも砂糖も一切使っていません。

白米でつくる「白寿」玄米で仕込んだ「米寿」そして古代赤米でつくる「百寿」があります。

↑こちらは珍しい古代赤米を使った甘酒「百寿」。

店頭で一杯100円で甘酒をいただくことができます。

ヤマミ醤油の黄金みそとお醤油

ヤマミ醤油の「黄金みそ」も人気商品です。素朴な甘口の麦味噌となっており、木樽で仕込んだ田舎味噌で、原料は愛媛県内産にこだわっています。

ヤマミ醤油のお醤油類。濃口しょうゆ、薄口醤油、だし醤油、刺身醤油などいろいろなお醤油が並びます。九州ほどではありませんが、南予の醤油は甘口タイプ。少し甘みがあります。

ヤマミ醤油のおかみさんが作る紙袋がレトロ

商品を買うと入れてくれる紙袋もまた魅力的です。おかみさんが大豆や塩などの醤油づくりに使う原料の袋をリサイクルして作っています。

↓紙袋にも人気があって、こちらの塩は残りがちだそうです。

お店の中もまるで時が止まったような風情があります。

大正期に建てられた蔵もそのまま使われています。

ヤマミ醤油のある愛媛・卯之町の魅力

西予市卯之町の町並みは、全国で86番目の国の重要伝統的建造物群保存地区に制定されています。江戸時代から昭和初期までの商家が並び、伝統的な美しい街並みです。明治15年に建てられた四国最古の小学校の「開明学校」もあります。

愛媛の卯之町で歴史ある町並みとヤマミ醤油の「うに醤油」を

「宇和ヤマミ醤油」についてご紹介しました。四国は愛媛の西部にある卯之町。歴史が残る町並みにあるお醤油屋さん。機会があればぜひこの卯之町と味のある店構えのヤマミ醤油を訪ねてみてください。またお取り寄せもできますので、絶品の「うに醤油」や甘酒などもためしてみてはいかがでしょうか。

文・写真/あかつき

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