羽二重餅は福井県の銘菓のひとつです。お土産に選ばれることも多いですが、一口に羽二重餅といっても、厚みがあって歯ごたえがあるものや、柔らかく口に入れるととけるような食感のものなど、お店によってさまざまです。
今回ご紹介するのは、くるみ入りの羽二重餅です。洋風の趣もあるユニークな羽二重餅で、ほどよく甘く、しっかちとした食感も味わえるため、人気のお菓子です。
福井土産に迷っているという人に、ぜひおすすめしたい一品です。
福井のくるみ入り羽二重餅といえば、「金花堂はや川」
福井県で有名な、くるみ入りの羽二重餅といえば、「金花堂はや川」が販売している、『羽二重くるみ』です。
名前の通り、羽二重餅の中にくるみが入っていて、しっとりしたシュークリームの生地でサンドした一品です。
柔らかくほんのり甘い羽二重餅に、煮詰めた和くるみが練り込まれています。外側がシュークリームの生地になっているおかげで、フワッとバターの香りも広がり、洋菓子のような趣もあります。
お茶以外に珈琲、紅茶ととも相性ピッタリです。比較的厚みがしっかりあるのと、生地の食感が加わり、歯ごたえもあるしっかりした食べ応えです。
甘すぎない味わいと、絶妙な食感に、ついつい一つ、二つと手が出そうなおいしさです。実際、福井帰りのお土産として購入する、リピーターも多いのだとか。1つ110円、箱入りは6個から販売されています。
羽二重くるみの日持ちは5日間!地方発送もOK
羽二重くるみの日持ちは5日間ほどです。ほかのお土産ものに比べ、多少日持ちは短めですが、日にちが経つにつれ、生地がしっとりとした感じへ変化するのも楽しんでみてください。冷蔵庫に入れると、少しお餅がかたくなりますが、また違った味わいが楽しめます。自分好みの楽しみ方で召し上がってみてください。
くるみ羽二重は、地方発送も行われています。食べたいと思ったら、公式サイトや電話などから注文も可能です。通信販売は、6個入りから50個入りまでを選択できます。自宅用、進物用など、用途に合わせて選べそうです。
羽二重くるみの切れ端がついてくることもある
金花堂はや川では、くるみ羽二重を購入すると切れ端をおまけにつけてもらえることがあります。切れ端とはいえ、くるみ羽二重には変わりなく、なんとなくお得な気分になります。パックに入って渡されるので、帰り道、おなかが空いたらちょっとつまんだりできそうですね。
ひと箱でもついてくることがあるので、進物用で購入したとしても、自宅用に切れ端が食べられることがあるかもしれません。ネットで注文した場合でも、品物と別におまけとしてつけてもらえることが多いです。切れ端は切れ端の歯ごたえが楽しめるので、くるみ羽二重餅をたっぷり堪能できそうです。
金花堂はや川へのアクセスは・・・
金花堂はや川は、スキージャム勝山や恐竜博物館がある、勝山市にあります。『越前大仏』で有名な大師山清大寺からもほど近く、車なら北陸自動車道「福井北IC」で降り、勝山方面へ30分ほどの距離です。
ほかにも、JR福井駅直結の『プリズム福井』内にある、お土産売り場でも羽二重くるみの購入は可能です。JRや北陸新幹線を利用する場合は、乗車前にサッと購入することもできそうです。金花堂はや川では、羽二重くるみ以外に、おまんじゅうやパイ、笹子寿司もつくられています。
北陸自動車「尼御前SA」でもくるみ入り羽二重餅が人気
くるみ入り羽二重餅は、ほかにも「川本昆布食品(株)」から販売されている『くるみ羽二重餅』が人気です。
北陸自動車道下り「尼御前SA」で限定の品ということもあり、人気が高いお土産となっています。
こちらの羽二重餅は、しなやかな羽二重餅に香ばしいくるみが練り込まれ、上からきなこがたっぷりかけられた一品です。羽二重餅のほんのりした甘さと、くるみときなこの香ばしさがマッチします。
福井から石川にかけてドライブ旅行をされる折は、休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ちょっと変わった羽二重餅を食べたいときは、くるみ入りの羽二重餅を
福井県は明治から昭和初期にかけて、絹織物の輸出生産日本一でした。羽二重、というのは絹織物の中でも最上級のものに使われる言葉で、薄く滑らかな肌触りが特徴です。羽二重餅は、そんな羽二重をモチーフに生まれた銘菓です。
羽二重餅は、たくさんのお店が作っており、福井の街を歩けばお土産ものとして見ないことはほとんどありません。食感や味わいはメーカーによってさまざまですが、ユニークさを取るなら、くるみ入り羽二重餅がおすすめです。くるみの香ばしさや、食感が加わることで、羽二重餅だけに比べ、食べ応えもあります。
今回ご紹介した2つのくるみ入り羽二重餅は、どちらも福井のお土産としては大人気の品物です。まだ食べたことがない、という方は、今度福井に訪れたときのお土産に、くるみ羽二重餅を候補に入れてみてはいかがでしょうか。