伝統工芸とは?
伝統工芸の定義は、なんとなくわかるけど、実際にどういうものがあるのか分かりにくいですよね。そこで、全国の伝統工芸に関する人気のニュースを週刊でお届けします!
日々、伝統工芸のニュースに触れることで、伝統工芸の作品や基本知識だけでなく、最新の動向や各地の展示会情報などを掴めるようになります。
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ニュースの前に伝統工芸の定義を手短に解説
経済産業大臣は、「伝統的工芸品」として、以下の5つの要件に該当する工芸品を指定します。
1.主として日常生活の用に供されるものであること。
2.その製造過程の主要部分が手工業的であること。
3.伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。
4.伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。
5.一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。
それでは、伝統工芸ニュースをご覧ください。
2023年10月1週目の伝統工芸ニュース
岡山開催|日本最大級の伝統工芸の祭典「KOUGEI EXPO IN OKAYAMA」(第40回伝統的工芸品月間国民会議全国大会)
2023年11月3日(金・祝)から5日(日)まで、岡山の「コンベックス岡山(中展示場)」にて第40回「KOUGEI EXPO IN OKAYAMA(伝統的工芸品月間国民会議全国大会)」が開催されます。このイベントは、経済産業省が1984年から毎年11月に伝統的工芸品の普及と国民の理解を深めるために開催しており、2023年は岡山県で初めての開催となります。
伝統的工芸品とは、日本各地で愛用されてきた日用品で、100年以上の歴史を持ち、主に天然素材を使い職人の手仕事で作られています。現在、国の指定を受けている伝統的工芸品は240品目に上ります。
この祭典のメインテーマは「晴れの国が、晴れ舞台」。岡山県の温暖な気候と多い晴れの日にちなんで命名されました。イベントでは、全国から集まった伝統的工芸品の展示・販売、製作実演、ワークショップなどが行われます。
特に「TEWAZA LIVE」では、伝統的工芸品の魅力をさまざまな角度から紹介。また、「CRAFT MARKET」では全国から集まった逸品の購入ができるマーケットを開催します。
岡山県特有の伝統的工芸品として、千年の伝統を持つ「備前焼」や清々しく力強い「勝山竹細工」も紹介されます。
開催情報は特設サイトhttps://kougei-expo.com/okayama/ で確認できます。この大会を通して、岡山から日本の伝統工芸の魅力を国内外に発信し、さらなる産業振興を目指します。
京都の伝統工芸品サブスク「WABSC」、新宿マルイアネックスでポップアップストアを期間限定出展
株式会社京都新聞ホールディングスと株式会社80&Companyが共創するサブスクリプションサービス「WABSC」が新宿マルイアネックスの「逢うふるさとチョイス」にて2023年10月2日から15日までの期間、ポップアップストアを出展します。
「逢うふるさとチョイス」は、日本全国の地域の魅力を東京で体験できる店舗で、ふるさと納税のセミナーや情報提供も行っています。
WABSCは、伝統工芸品をサブスクリプション形式で提供するサービスです。月額定額で高価な工芸品を気軽に取り入れられ、気に入った商品は会員価格で購入も可能です。
伝統工芸品市場の縮小や職人不足の問題を解決するため、WABSCは伝統工芸品をより多くの人々に身近にすることを目指しています。
WABSCの詳細は公式サイトやInstagramで確認できます。
公式サイト : https://wabsc.com
Instagram:https://www.instagram.com/wabsc_kyoto/
味の素東海と三重県が初共催で伝統工芸体験・工場見学も
三重県四日市市日永に位置する「味の素東海事業所」が、三重県と初めて手を組み、伝統工芸体験のイベントを30日に開催しました。このイベントは、三重県の伝統工芸産業を盛り上げるとともに、味の素の地域への貢献を知ってもらうためのもので、市民ら110人が参加しました。
イベントのメインアクティビティは、国・県指定の伝統産業や伝統工芸のワークショップと工場見学です。ワークショップは、参加者が「伊勢木綿と松阪木綿」、「四日市萬古焼」、「伊賀焼」、「伊勢型紙とおぼろタオル」の中から選択し、各伝統産業に関わる専門家の指導のもとで体験しました。特に、「伊勢木綿」のワークショップでは、参加者が伊勢木綿の端切れを使用して額縁アートやくるみボタンを自由にデザインしました。このワークショップは津市の「臼井織布」担当者によって指導され、参加者たちは独自のクリエイティブな作品を完成させました。
さらに、「ほんだし工場」の見学では、かつお節を粉砕して調味料と混ぜる最新の製造工程を参加者が目の当たりにしました。
参加者の中には、鈴鹿市高岡台の長谷川美智代さんもおり、彼女は「娘2人と一緒に伝統工芸に触れ、地元の企業との交流ができたのは楽しく、有意義な時間でした」と語っていました。
このイベントは、三重県と味の素東海事業所との初の共同イベントとして、新たな取り組みを示すものとなりました。今後もこのような地域と企業がコラボレーションするイベントが増えてくることを期待しています。
伊勢新聞 https://www.isenp.co.jp/
モデルツアー参加者募集!島根益田日本遺産・伝統工芸ワーケーション
2023年11月17日から19日にかけて、日本の伝統工芸に触れる特別なワーケーションのモデルツアーが開催されます。興味を持った方々には、このチャンスをお見逃しなく!
このモデルツアーの最大の魅力は、「マスコスホテル」での宿泊です。このホテルは、島根県の地場産業との協力によって開発された伝統工芸品が豊富に取り揃えられており、窯元、家具職人、縫製メーカーとの共同開発によるアイテムがホテル内で楽しめる「クラフトホテル」としての一面も持っています。
さらに、ツアー参加者だけの特別な体験として、日本遺産「石見神楽」の特別鑑賞が神社で行われます。この鑑賞の際には、地域の伝統文化を担う方々の生の声を直接聞くことができる、非常に貴重な時間を過ごせます。
また、益田や津和野の地域の魅力を最大限に楽しむためのアレンジも可能です。オプションとして、通常ではなかなか体験することができない伝統芸能や伝統工芸、そしてそれらの背景にある暮らしや営みに触れることができます。
興味を持った方は、10月31日までの申し込み期限をお忘れなく。益田市観光協会のサイトから申し込むことができます。このモデルツアーで、日本の伝統工芸の深さと魅力を、心ゆくまで感じてみてはいかがでしょうか。
ツアー詳細はこちら
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