登録有形文化財に登録されている有名な建物
現在まで登録有形文化財に登録されているものは建造物で、11611件に上り美術品に関しては12件が登録されています。22年の間にこれほどまでの数の文化財が登録有形文化財として登録されているのは驚きです。
数多くある登録有形文化財の中でも、有名な建築物をご紹介します。
登録有形文化財その1【東京タワー】
出典:写真AC
スカイツリーが電波の主流となった今もなお、来塔者があとを絶えず日本の観光スポット・東京のシンボルとして有名な東京タワーも2013年に登録有形文化財に登録されています。
東京タワーは1958年に建てられ、その当時300メートルを超す電波塔を建てるのは至難の業でした。東京タワーの建設工事に携わった人はのべ、20万人以上にも上り、異例のスピードで出来上がりました。東京タワーの独特な色味は航空法で定められており、変えることはできません。
登録有形文化財その2【大隈重信記念館】
出典:写真AC
早稲田大学の創設者である「大隈重信(おおくましげのぶ)」の歴史資料や生い立ちを学べる大隈重信記念館も2017年に登録有形文化財に登録されています。
佐賀県にある大隈重信記念館の近くには大隈重信の旧宅もあり、こちらは史跡に指定されています。記念館には、大隈重信の肖像画や大隈重信の音声が入ったレコード、実際に使っていた義足などが展示されています。
登録有形文化財その3【大阪城天守閣】
出典:写真AC
大阪城の天守閣も1997年に登録有形文化財に登録されています。安土桃山時代に天下統一を果たした豊臣秀吉が権力を知らしめるために大阪城天守閣を築城しました。
その後、豊臣秀吉は関ヶ原の戦いで滅ぼされ、徳川幕府によってより、壮大で堀も深く大阪城を再築しました。今現在の大阪城は、徳川幕府によって再築されたものです。1995年に大きく大阪城天守閣が改築・修繕されて3代目天守閣が登録有形文化財に登録されました。
登録有形文化財その4【富士屋ホテル本館】
出典:写真AC
富士屋ホテル本館は1997年に登録有形文化財に登録されました。富士屋ホテルは明治時代に創業した老舗ホテルです。明治時代ということもあり、外国人の宿泊を意識し、全体的に洋風を基調とした設計でありながら要所に和風な装飾も加味したつくりとなっています。
富士屋ホテルという名前は、外国人にとって富士山が日本の美の象徴であったことから名づけられたそうです。現在では、富士屋ホテルで宿泊だけでなく挙式やウェディングも行え、絶えず人気を誇っています。2020年にはリニューアルオープンし、また新たな富士屋ホテルが見れるようです。
登録有形文化財に思いを馳せて
出典:写真AC
いかがでしたでしょうか。今回は、登録有形文化財について見てきました。重要文化財やその他指定の文化財とは違って、改修・修繕の規定が多少自由であることから、地域復興などの活用ができそうですね。
普段、何げなく見ていた建物の中に登録有形文化財に登録されているものがあるかもしれません。是非、その建物や美術品などの歴史や景観に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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