巫女の仕事を紹介|気になる給料や巫女仕事で身に付くスキルとは?

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巫女とは

巫女とは、神に奉仕する女性の総称で、いわゆる正社員として常時その神社に働いている場合と、繁忙期にバイトとして短期間働く場合があります。古来巫女が行ってきた業務は多岐に渡っており、神楽舞などの神事を行ったり、神職の補佐として様々な役割を担ったりしていました。

中には、祈祷を行い、占いをしていた巫女もいましたが、現在ではこれらの業務はほとんど行っておらず、神職の補佐が主な仕事になっています。着物姿に袴が一般的な巫女装束で、ヘアスタイルやメイクなども落ち着いたものが多いです。

巫女の仕事


出典:写真AC

巫女の仕事は、昔こそ神職としての様々な業務がありましたが、今では神楽舞などを行う一部を除き、バイトとして短期間働いている巫女は参拝客の案内、お守り等の取扱い、神職の補佐などを行います。

神社の繁忙期は、初詣がある正月や七五三がある11月頃、節分などの各神社のイベント時期などで、この頃にはバイトの募集がネットや職業安定所などに出されることが多いです。巫女の仕事はあまりじっとしているばかりではありませんし、空調の整った屋内での作業とは言えませんので、ある程度体力勝負になります。

巫女の年収/勤務体系/福利厚生


出典:写真AC

巫女の年収は、特に規定はないのですが、バイトの場合には時給800~1,000円前後と言われています。そして、最も参拝客が見込まれる大晦日から正月にかけては、神社を夜通し開放しておかなければならないため、シフトによっては夜間勤務になることもあるのです。

通常の勤務体系は、神社自体が正月などの特別な時期を除いて日中のみ開放していますので、定時で帰宅できるでしょう。休日は、参拝客が少ない平日にとるか、複数の巫女でシフトを組むようになっています。

もちろん、神職と言えども福利厚生などはきちんとしてあるところがほとんどです。休憩時間に関しては、巫女装束で外出を禁じている神社が多いこともあり、境内で過ごすようになります。食事が支給されることも多いです。

巫女のメリット・デメリット


出典:写真AC

巫女のメリットは、普通に過ごしていればなかなか体験できない巫女装束を着たり、神職の手伝いをしたりできることです。参拝客が多い神社では、多くの人と話ができますので、人と関わることが好きな人にはお勧めです。

神社での仕事は、自分自身の気持ちを引き締めるという点でも魅力的で、それほど時給が高くないにもかかわらず、バイトをした満足度は比較的高い職業です。七五三やお宮参りなどの行事、結婚式の手伝いをすることもあり、良い人生経験になります。

一方、デメリットは仕事が思った目以上に厳しいことです。服装や言葉遣い、立ち居振る舞いなどは面接の段階でチェックされますし、屋内の仕事に思えて、吹きさらしの場所で参拝客にお守りなどを渡す仕事ですので、負担が大きいです。職場環境上、トラブルがあっても周囲に同僚がいないことも多いため、柔軟な対応が求められます。

巫女に向いてる人、向いてない人


photo by m_nietzsche

巫女に向いてる人は、独身女性で高卒以上の学歴があり、心身ともに清廉潔白な人です。巫女の条件は未婚の女性で心が清らかな人と言われており、見た目で面接の可否が変わることも少なくありません。

落ち着いた日本人らしい装いを常としており、人と関わるのが好きな人、神に使える仕事をしたいと考えている人、英語が得意な人などが向いています。というのも、近年では大きい神社には海外からの旅行者が増えてきましたので、適切な対応ができる英語が話せる巫女の需要が高まっています。

逆に、茶髪や濃いメイクなど、巫女装束が似合わない出で立ちの人、立ち居振る舞いが下品な人、疲れやすい人、単調な作業が苦手な人などは馴染みにくいでしょう。

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