安城七夕まつりとは
安城七夕まつりは愛知県安城市で毎年8月第1週の金・土・日の3日間の日程で開催されている祭りです。
1954年(昭和29年)から行われていて、現在では期間中に100万人以上が訪れる人気があります。願いごと関連のイベントが多く行われていることで有名です。
沖田円の小説『神様の願いごと』は安城七夕まつりの開催地の一つである安城七夕神社がモチーフになっています。 65回目の開催となる2018年の安城七夕まつりのテーマは「笑顔」です。
安城七夕まつり|2018年の日程・アクセス
出典:安城七夕まつり公式サイト
2018年の安城七夕まつりは8月3日(金)、4日(土)、5日(日)の日程で開催されます。開催場所は安城駅前の願いごと広場を中心とした市街地一円です。 電車でのアクセスはJR東海道新幹線「三河安城駅」から乗り換えて1駅のJR東海道本線「安城駅」下車です。
車でのアクセスは東名高速道路「岡崎IC」から国道1号線と県道47号線を経由して25分、伊勢湾岸自動車道「豊田南IC」から県道56号線を経由して20分です。 無料駐車場は約800台、有料駐車場は約600台用意されていますが、土日は混雑や満車が予想されるので、三河安城駅からのパーク&ライドも推奨されています。
安城七夕まつりの歴史
出典:安城七夕まつり公式サイト
太平洋戦争終結後の 1950年(昭和25年)、安城町では地元の活性化を図って商工館を開き、商店街では大売り出しや花火大会を行うようになりました。
1952年(昭和27年)の市制の施行により安城町から安城市となると、より一層盛り上げるために七夕まつりの開催が企画され、準備期間を経て1954年(昭和29年)に第1回の安城七夕まつりが開催されました。 1959年(昭和34年)には安城七夕まつり協賛会が発足して、現在のような祭りの形が整えられました。
1987年(昭和62年)までは毎年4日間の日程でしたが、1988年(昭和63年)からは3日間の日程に変更されました。 2013年(平成25年)には願いごと短冊を1本のササに13809枚結ばれて、「1本の笹に吊るされた最も多い短冊」のギネス世界記録を達成しました。
安城七夕まつりの特徴・見どころ
出典:写真AC
安城七夕まつりでは日本一長い竹飾りストリートに1,000本以上の七夕の竹飾りが登場します。「願いごと、日本一。」をコンセプトとして掲げているように、「短冊ロード」には6万枚もの願いごと短冊が結ばれて、その光景に圧倒されます。
夜にはライトアップされるのでさらに綺麗に見えます。 竹飾りにはくす玉や吹流しなどを使った多彩なデザインや仕掛けがあり、毎年新しく作られています。竹飾りの中から大賞と入選作品を選ぶ「飾り付けコンクール」も開催されます。
地元の人だけではなく誰でも短冊に願いごとを書いて結ぶことができ、祭りが終わった後には安城七夕神社に奉納されるので、実際に願いが叶うかもしれません。短冊は安城駅南口デッキと願いごと広場で配布されています。
他にも願いごとふうせん、願いごとキャンドル、盆踊り大会、パレード、ステージなど様々なイベントが行われるので、3日間に渡って昼も夜も楽しむことができます。
「きーぼー」という公式マスコットキャラクターもいて、願いごとの精として願いごと短冊に書かれた願いごとを天の川まで届けてくれます。安城七夕まつりの期間中にも色々な場所に出没します。現れる場所や時間は公表されていないのでもし出会えたならラッキーです。
安城七夕まつりのイベント|願いごとキャンドル
出典:安城七夕まつり公式サイト
「願いごとキャンドル」は安城七夕まつりで行われるイベントで、自分の願いごと紙に書いてキャンドルに巻きつけて安城七夕神社に飾るというものです。
神聖な神社という場所で多くの仄かな灯りに照らされて願いごとが浮かび上がる幻想的な光景が楽しめます。キャンドルドーム、キャンドルツリー、キャンドルロードなど神社内の様々な場所に展示されます。
安城七夕神社の「竹灯籠」というイベントも行われ、安城七夕まつりで使われた竹を灯籠にした竹灯籠が参道に設置されます。こちらも「願いごとキャンドル」と共に神社の幻想的な雰囲気を演出してくれます。
安城七夕まつりのイベント|願いごとふうせん
出典:安城七夕まつり公式サイト
「願いごとふうせん」は安城七夕まつりで行われるイベントで、風船に自分の願いごとを書いて空に飛ばすというものです。願いごと広場から約3,000個の風船が「一斉飛ばし」で大空に放たれる光景は壮観です。
風船は様々な色が用意されているので、カラフルな色彩も楽しめます。 風船は空気や雨によって分解される自然に優しい天然ゴム製なので、環境に影響はなく安心して飛ばすことができます。「一斉飛ばし」は安城七夕まつり2日目の17時45分頃に行われます。