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ケアマネージャーになるには年1回に行われる資格試験を受験し合格した後、実務研修を行わなければなりません。
ケアマネージャーの試験には受験資格があり、
「国家資格等に基づく業務・生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員」これらいずれかの業務経験5年以上が必須となります。
2019年のケアマネージャー試験日程はまだ公開されていませんが、例年10月に実施されるため計画的に準備をしておくと良いでしょう。2018年の合格率は10.1%となっており、ケアマネージャー試験は比較的難しくなっています。
ケアマネージャーのメリット・デメリット
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では、ケアマネージャーのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
上記にも挙げた通り、ケアマネージャーになるには多大な努力が必要です。介護職の到達点ともいえるケアマネージャーになれば、達成感を得ることができます。
また、身体的な負担が多い介護士やヘルパーなどの現場職と違ってケアマネージャーはデスクワークが多いため、仕事のケガによってリタイアする可能性が低いこともメリットといえるでしょう。
他にも、ケアマネージャーの給料が他の介護職に比べて高いことや居宅勤務の場合は夜勤がないこと、キャリアアップが見込めることなど様々なメリットがあります。
デメリット
一方で、ケアマネージャーのデメリットもあります。事業所によって、ケアマネージャー一人当たりが抱える利用者の数が多く、ケアプラン作成や訪問が負担になったり、残業時間があるという点がデメリットといえるでしょう。
給料が高い一方で大変な仕事なのです。
ケアマネージャーに向いている人
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コミュニケーション能力が高く聞き上手な人はケアマネージャーに向いています。利用者の方やご家族の希望や状況を聞いてケアプランを立てなければならないため、常にコミュニケーションを取らなければなりません。そのため、スムーズに意思疎通が図れる人がケアマネージャーに向いているといえるでしょう。
また、情報収集・整理能力に長けている人もケアマネージャーに向いています。この能力があれば、利用者の方に合った最適なケアプランを作るケアマネージャーの仕事もそつなくこなせるでしょう。
他にも、基本的なパソコン操作や自動車運転免許を持っている人はケアマネージャーとして働く際に必要なため、有利に働きます。
ケアマネージャーの現状と将来性
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現在、ケアマネージャーの数は利用者に対して少なく、年々資格試験の受験者数も減っている状況です。また、ケアマネージャーの高齢化も考えていかなければならない課題でしょう。
ケアマネージャーは受験資格で5年の実務経験が必要なため、介護職をしながらの資格取得を目指す人が多くいます。厚生労働省の調査によると、40代以上のケアマネージャーが70.3%と高い割合となっているのです。このことからもわかるように、ケアマネージャーの数が足りず、一人当たりの仕事量が増えてしまう課題が生まれます。
今後、少子高齢化は進みよりケアマネージャーの需要が増えることでしょう。課題改善のためにも、ケアマネージャー含め介護職の働き方改革など様々な取り組みをしていかなければならないのです。
介護職の要「ケアマネージャー」
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いかがでしたでしょうか?ケアマネージャーについてメリットやデメリット、そして今後の課題も見えてきました。
少子高齢化の進む日本で重要視されている介護職の中でも要的な存在のケアマネージャー。私たちも今一度、介護について考えていかなければなりません。
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