夏目漱石「坊ちゃん」の世界を味わう!坊ちゃん列車で松山巡り

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

坊ちゃん列車とは

坊ちゃん列車とは、愛媛県の松山市で運行している路面電車のことです。その名前がついた由来は夏目漱石の小説として有名な「坊ちゃん」からきています。小説の中で主人公である坊ちゃんが松山でマッチ箱のような汽車に乗ったシーンがありますが、そのことから「坊ちゃん列車」との名前がついています。

その可愛らしくも懐かしいような姿から観光客に人気があります。初代は蒸気機関車として活躍していましたが、列車が電化するに従って姿を一度消すことになります。

しかし地元の人々からの復活を願う声や地域の活性のために、2001年に復元され再び運行が開始されることになりました。

昔は蒸気で走る蒸気機関車でしたが、現在運航している坊ちゃん列車はディーゼルエンジンとなっています。蒸気機関車に見せるために煙突が設けられており、その煙突からは煙ではなく蒸気がでています。

見た目は懐かしい蒸気機関車そのものですが、時代に合わせて環境に気を配っている列車となっています。

現在では観光で乗車する人が多く、情緒が感じられることから人気となっています。

坊ちゃん列車の車両の特徴


出典:写真AC

坊ちゃん列車の車両の特徴は、昔懐かしい蒸気機関車をモデルにしているということです。明治時代に走っていた蒸気機関車の姿を再現しており、煙にみたてた蒸気を煙突から出すというこだわりもあります。

乗員の制服もこだわりがあり、当時の駅員の制服をモデルとして作られているのでこちらもどこか懐かしさを感じることができます。車両のデザインは2種類ありますが、煙突や給水筒などが微妙に違う程度となっています。

また車内にもこだわりがあり、座席も昔ながらの姿を再現しています。

社内は木製になっており、現在の電車とは違う暖かみのあるような雰囲気になっています。観光客が乗車することが多く、また停車している姿や路面を走っている姿を写真撮影しようとする人の姿も多くみられます。

坊ちゃん列車の乗車券情報

坊ちゃん列車の乗車券はチケットカウンターで購入、または乗車して車掌から購入することができます。ただし観光客に人気があるため、整理券を貰ってから乗車した方が確実に乗ることができます。

通常は道後温泉駅のチケットカウンターで整理券を入手できますが、繁忙期には松山市駅からでも整理券を貰うことができます。料金は1乗車につき大人は800円、小児は400円となっています。

また「松山城らくトクセット券」というチケットも販売されています。これは坊ちゃん列車乗車と松山城の観覧がセットになったチケットです。坊ちゃん列車に1乗車、松山城にあるロープウェイ1往復、松山城の天守閣観覧、そして二之丸史跡庭園の入園がセットになっています。金額は大人で1,700円、小児が740円です。

この「松山城らくトクセット券」でも通常の乗車券のどちらでも、高島屋の「大観覧車くるりん」に乗ることができます。乗車券1枚につき1名が利用できるので、乗車券は捨てずに持っておいた方がよいです。

道後ビールの飲み比べが楽しめる酒造直営「にきたつ庵」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す