愛媛県で昔から親しまれているお菓子「母恵夢(ポエム)」。愛媛県東温市にあるショップと工場見学ができるスポット「母恵夢スイーツパーク」で製造過程を見てきました。
愛媛の人気お菓子「母恵夢(ポエム)」とは?
愛媛の銘菓として長年親しまれているお菓子「母恵夢(※以下ポエム)」。「母の恵みの夢の味」というキャッチコピーでCMもしていました。
美味しいと県外でも人気があり、テレビにとりあげられ、ファンも多いお菓子です。知り合いからも「愛媛の手土産にはポエムがいい」というのをよく聞きます。
ポエムは、卵黄を混ぜた白あんをバターやバニラを使った柔らかいビスケット生地に包んだ和洋折衷のお菓子。とても甘くてしっとりやわらかいです。福岡や東京のお菓子「ひよ子」に似ていますがもう少し洋菓子寄りです。
↑母恵夢スイーツパークの掲示板より
ポエムは、昭和25年「バター万十」として誕生しました。まだ、バターや卵をつかったお菓子が珍しい時代で、モダンなお菓子として注目されました。昭和28年に、フランス帰りの画家が「この味はまさにポエムだね」と言ったことから「母恵夢(ポエム)」と命名されました。
母恵夢スイーツパークで工場見学
愛媛県の東温市に2016年3月にオープンした「母恵夢スイーツパーク」。
ポエムの製造過程が見学できたり、子どもの遊び場や足湯があったり、ちょっとしたテーマパークの装いです。焼き立てポエムを食べることができるスペースもあります。
さっそくポエムの製造過程をみてみましょう。
成形されたポエムが流れていき
焼き上げられ
冷まされて
ばらばらになって
1つずつ検品されます。
床では「ポエムルンバ」が活躍中?
ポエムの材料が紹介されてあり、ポエムに詳しくなれます。
イライラ棒でも遊びながら学べます。
↑レアポエム発見!!色付きのポエムを見つけてSNSにアップすると、ガチャガチャを回しておまけがもらえるという楽しいイベントもあります。
できたて「プレミアム母恵夢」
こちらは、できたてのポエムが味わえるイートインスペース。そしてここで売っているのが、限定のお菓子である「プレミアムポエム」。なんでも材料が選りすぐりのものだそうです。プレミアムポエムは、スーツパーク限定。ここでしか買えません。
バニラ味とチョコレート味があります。一つづつ買って実食。ほんのり温かいです。
ポエムの穴はむらなく焼き色をつけて、中までしっかり火を通すためです。
ポエムを食べると口中の水分を持っていかれるような感覚になります。そのためコーヒーも一杯無料です。そしてなんとみかんジュースも!
ジュースの出る蛇口があります。愛媛には水道の横にポンジュースの出る蛇口があるという冗談から生まれたもの。
いろんなポエム
母恵夢スーツパークのショップでは、普通のポエムをはじめ、いろんな種類のポエムや他の種類のお菓子も売っています。
こちらが定番のポエムとちょっと小ぶりのお菓子であるベビーポエム。ふつうのポエムは丸型、ベビーポエムは四角い形です。人気No.3だそうです。
↑スイーツパーク限定品のお菓子「プレミアムポエム」。素材や製法にこだわっています。
↑期間限定のお菓子、瀬戸内レモンベビー母恵夢。人気No.2です。
こちらはクリームサンドサブレ。懐かしい味わいのビスケットにホワイトチョコ風味のクリームをサンドしています。さくさくの生地に柔らかなクリーム。
↑クリームサンドサブレにも瀬戸内レモン味があります。
そして人気No.1お菓子の「クリームサンドサブレぼくのサイダー」。なんとブルーのサブレ!夏限定で、パチパチキャンディ入りのお菓子です。
ほかにもいろんなお菓子が並んでいます。
愛媛の手織りパイ
「一朶の雲」は松山出身の秋山兄弟を描いた司馬遼太郎の「坂の上の雲」をイメージしたお菓子。青い空に浮かぶ雲をイメージして、いよかんの餡を白あんに入れて、はったい粉をつかった生地で包んでいます。
お土産に愛媛で愛されるお菓子「ポエム」はいかが?
いかがでしたか?愛媛のお菓子「ポエム」についてご紹介しました。ポエムは、スイーツパーク以外でも、愛媛県の百貨店やスーパー、空港、駅、お土産物店、四国のサービスエリアなどで販売しています。
オンラインショップもあってお取り寄せもできます。興味を持った方は試してみてどうでしょうか。