障害者のための就労支援とは│仕事内容・メリット・現状と問題点

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就労支援とは、障害を持つ方が社会で活躍できるように支援する福祉サービスのことで、就労移行支援と就労継続支援というものがあります。

今回は、就労移行支援や就労継続支援とはなんなのか、利用するとどんなメリットがあるかなどを紹介します。

障害者のための就労支援「就労移行支援」とは

就労移行支援とは、障害者総合支援法で定められた福祉サービスの一つです。

具体的には、希望する仕事に就くために必要な知識と能力を身に着けるための職業訓練や、履歴書などの就職活動サポート、就職や求職活動に関する相談・支援などがあり、企業等で働きたい障害者が働くために様々な支援を行うサービスです。

就労移行支援の利用料金・システム

就労移行支援は、障害者自立支援法により整備されている「自立支援給付」の中の「訓練等給付」として、国の補助を受けることができます。

利用料金の一割を上限に、世帯の収入状況から最大37,200円の負担上限額が設定されており、介護給付や補装具などのと合算して計算します。

他の自立支援給付を受けている場合は就労移行支援を受けても追加の費用が掛からない場合もあります。

障害者のための就労支援「就労継続支援」とは


出典:Pixabay

就労移行支援と似たサービスとして、「就労継続支援」というものがあります。

就労移行支援が一般企業などへの就職を希望する方が就職するために必要なスキルを身に着けるのに対し、就労継続支援では通常の事業所で働くことが困難であったり不安であったりする障害者に対し仕事を提供し、実務を通じて就労に結び付けていくものです。

就労継続支援には、A型とB型、2種類のタイプがあります。

就労継続支援A型の特徴は、雇用契約を結び、最低賃金以上の給与を受け取ることです。

一般の企業への就職は難しいものの、雇用契約に基づいた勤務が可能な方が対象で、実際に労働者として働きながら、一般企業への就職を目指して能力などを身に着けていきます。月平均工賃は68,691円です。

就労継続支援B型の特徴は、雇用契約を結ばずに、作業訓練で生産したものに対して賃金が支払われることです。

障害の程度や体力などの要因から、雇用契約を結んでの就労が難しい方が対象で、作業訓練を通じて就労継続支援A型や一般企業での就労を目指していきます。月平均工賃は14,190円です。

就労支援が提供する仕事内容とは


出典:Pixabay

就労継続支援での仕事内容には、以下のようなものがあります。

  • パソコンでのデータ入力
  • 農作業
  • Webサイト制作
  • 記事作成
  • 製菓

A型、B型の別や事業所によっても異なりますが、近年では定型的な仕事だけでなく、Webサービスなどの実務的な事業が増えてきています。

就労移行支援では、施設によって内容が大きく異なりますが、就職のためのビジネスマナーやPCなどのスキルトレーニング、自己分析や模擬面接などの就職活動支援などを通じ、一般企業での就業を支援します。

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