関東の日帰り登山スポット⑧
太平山
photo by Zero 日落
太平山（おおひらさん）は栃木県栃木市に位置する標高341mの山です。天気の良い日にはビューポイントから東京スカイツリーや新宿副都心の高層、富士山を望むことができます。また霧が立ちこめると眼下に見下ろす、栃木市外が雲海のように見えることから、陸の松島の別名も存在します。
JR両毛線の大平下駅や東武日光線の新大平下駅からアクセスできることから、日帰り登山を楽しむ登山客で賑わう山となっています。かつて上杉謙信が騎馬隊の教練を行ったと伝えられる太平山には、信玄平と呼ばれるビューポイントが存在し、春は桜の花が秋には燃えるような紅葉が見下ろす景色に華を添えます。
見事な桜が楽しめる春か、紅葉が美しい秋か太平山に足を運ぶ季節を迷ってしまいますが、大平山はアクセスが悪くない場所に位置するため、日帰り登山のホームコースにして季節ごとに通うのも良いのではないでしょうか。
関東の日帰り登山スポット⑨
赤城山
photo by Raita Futo
群馬県の中央に位置し、前橋市、桐生市、渋川市、沼田市、昭和村などの境界となっているのが赤城山です。日本百名山や日本百景にも選出されるほど風光明媚な山として全国に名を知られる名山だといえます。 赤城山は8つの山が連なる火山連峰の名称で、実際に赤城山という山は存在しません。
標高1,332～1,828mまでの山の集合体です。前橋駅や桐生駅など複数の駅からアクセスできる日帰り登山愛好家にとっては魅力的な山だと言えるでしょう。 エリアが広いだけに数多くの登山ルートが設定され、本格的な日帰り登山に挑戦したい方にはおすすめの山です。
しかし日帰り登山の場合余り多くのルート制覇を目指すと思わぬアクシデントに巻き込まれる可能性がありますので、1つずつアタックしながら赤城山を楽しみましょう。冬季は深い雪に閉ざされることが多いため、春から秋までの季節にアタックすることをおすすめします。
関東の日帰り登山スポット⑩
筑波山
photo by BJ TENKINZOKU
茨城県のシンボルともいえる筑波山は茨城県つくば市に位置します。標高877mの男体山と877mの女体山で形成されています。つくばエクスプレスのつくば駅からアクセスすることができ、公式な登山ルートも7つ存在するために日帰り登山愛好家にとって非常に手頃な山の一つです。
標高が高くない割に傾斜が厳しい場所も有り、日帰り登山を楽しむ場合は技量に併せたルート選択を行うことが筑波山攻略のポイントです。
つくば平野を見下ろす景色は絶景ですが、例年ゴールデンウィークなどには多くの日帰り登山愛好家が押しかける有名スポットでもあることから大型連休の際などは見送った方が無難な山です。
近年悪質な登山客が公式な登山ルート以外を開拓していることが問題視されているため、事前に登山ルートをしっかりと頭に入れて非公式ルートに足を踏み入れないよう注意して下さい。
関東の日帰り登山スポット
登山の魅力は山頂に達した際の達成感だと言えます。しかし日帰り登山とはいえ自然を相手にする訳ですから、日帰り登山に向かう際には十分以上の装備の用意を行って下さい。
また自分の技量をしっかりと見極めることが登山には求められます。
使い古され手垢の付いた言葉ですが、「引き返す勇気」を常に忘れることなく日帰り登山を楽しんで下さい。
